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東京地裁が5学生の保釈決定! 決着は28日に持ち越し

 12月25日、東京地裁刑事1部(秋吉裁判長)は獄中に残る5学生に対して、ついに保釈を決定した。だが許し難いことに、この保釈決定に対して検事・岡本が東京高裁に抗告した。東京高裁は25日中に結論を出さず、28日に持ち越しとなった。ふざけるな! 5学生の勾留は9カ月目に突入した。もうこれ以上1分1秒たりとも勾留を続けることは許されない。高裁はただちに抗告を棄却し5学生を釈放せよ!

 28日に持ち越されたとはいえ、25日に東京地裁刑事1部が保釈決定を出したことは決定的な勝利だ。検察側は十数人の証人を申請し、延々と立証を長引かせることで勾留の長期化を狙っていた。しかし被告と弁護団、家族、傍聴席が一体となった激しい弾劾、そして14日から猛然と始まった東京地裁前での座り込み闘争が、検察側のもくろみを打ち破った。秋吉裁判長と検事・岡本は打倒寸前にまで追いつめられ、多くの検察側証人を残した段階で保釈を決定せざるをえなくなったのだ。
 とりわけ14日からの2週間連続の座り込み闘争は決定的だった。25日には最高潮に達し、1300枚のビラをまききり、6万5千円のカンパが寄せられた。全学連は全国から結集して闘い抜いた。多くの労働者が時間を作って裁判所前に駆けつけた。この日の行動には総勢100人の労働者・学生が決起した。
 裁判所を追いつめた力の最大の根拠は、5850人が結集した11・1全国労働者集会の大成功の地平である。「国鉄1047名解雇撤回!」と「法大闘争勝利!」が、大恐慌下の大失業・民営化の攻撃と闘うすべての労働者・学生の団結の中心軸へと押し上げられた。全世界の学生に「8学生を即時釈放せよ!」との連帯行動が広がった。「8学生を取り戻そう! 全国声明」へ約8000の個人と団体から賛同が寄せられた。この力が裁判所をぐらぐらにさせ、4・27―5・28法大弾圧裁判での無罪判決、5・27国労臨大闘争弾圧裁判での無罪判決、動労千葉・動労水戸への運転士登用差別裁判での勝利を連続的にもぎりとり、ついに8学生全員の年内保釈・奪還に王手をかけるところにまで達した。
 もう絶対に28日に5人を取り戻そう。東京高裁は覚悟しろ! 5人を獄中に閉じこめたままで平穏な「御用納め」を迎えられると思うな! すべての労働者・学生のみなさん、28日は朝から東京地裁前(高裁も同じ建物にあります)に結集し、東京高裁弾劾行動に総決起しましょう!(学生・K)

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