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本年6回目の法大デモ、1年生先頭に打ち抜く

s20101129a-1.jpg 11月26日、今年第6波目となる法大包囲デモが打ち抜かれた! キャンパス内から闘いを開始した法大1年生グループを先頭に、迫力のデモが市ヶ谷の街を席巻した。
今回の法大包囲デモの意義は第一に、米日帝国主義による北朝鮮侵略戦争情勢が急迫する中で、首都東京のど真ん中から戦争反対の声を轟かせるデモとして打ち抜かれたことだ。朝鮮半島で起こっている「衝突」は、決して突発的に起こったものではなく、米韓による合同軍事演習や経済制裁など、北朝鮮へのすさまじい戦争挑発が繰り返された結果だ。 

s20101129a-2.jpg 戦争を仕掛けようとしているのは、何より未曽有の体制的危機を戦争で突破しようとあがく米帝国主義・オバマであり、韓国・イミョンバク政権だ。さらに日本帝国主義・菅政権は、12月3日から「尖閣奪還作戦」と称する日米合同演習を画策しており、北朝鮮・中国への侵略戦争に全面参戦しようと突き進んでいる。
 これに対し、韓国・蔚山の現代自動車工場では、「戦争は延坪島ではなく、蔚山で、現代車資本と労働者の間で起きているのだ!」という労働者の訴えとともに、不屈の工場占拠闘争が闘われている。労働者が闘うべき相手は北朝鮮ではなく、資本とイミョンバク政権であることを体を張って示している。法大デモは、こうした韓国の労働者民衆との連帯をかけて、ともに立ち上がれば必ず戦争は止められるという確信に燃えて打ち抜かれた。
 今回の法大包囲デモの意義は第二に、「倉岡さんへの追加処分粉砕!」と「学生弾圧の看板をぶっ飛ばせ!」をスローガンに掲げて打ち抜かれたことだ。法大当局は先週から、「大音量での騒音は……授業準備にあたる学生・教員等の平穏な環境維持の妨げ」だなどと書かれた看板を出し、同趣s20101129a-3.jpg旨の放送を大音量で流して、休み時間中のマイク演説を弾圧しようとしてきた。法大生と文連・全学連が門前で合流し、署名が集まり、11・7への決起が生み出され、さらに1年生がキャンパス中央から次々とデモに加わるという事態に驚愕して、弾圧に乗り出してきたのだ。同時にこれは、現在停学1年の不当処分を受けている倉岡さんに追加処分を出すための口実づくりであり、断じて許すことはできない!
 戦争の危機が切迫し、学生の就職内定率が57%という時代に、学生が声をあげ、社会変革の行動に立ち上がるのは当たり前ではないか! こんな弾圧看板は学生の怒りと決起を拡大するものでしかないことを、今回のデモははっきりと示した。この時代を生きる全ての学生の生き方をかけ、弾圧看板に対する徹底弾劾を叩きつけた。多くの法大生が、当局の異常極まるやり方に怒りを表明し、署名やメッセージを寄せてくれている。
 11・7集会、訪韓闘争、11・13―14APEC粉砕闘争と連続して闘われた一連の闘争を通じて、学生の決起はどんどん拡大している。新たに決起した学生が、確信を深めて新たな仲間を組織している。この時代、学生は戦争反対を掲げ、社会変革に向かって最先頭で闘う存在であるということを、決起した一人ひとりの存在と闘いがはっきりと示している。この地平をさらに前進させ、12・3反戦デモに立ち上がろう! 

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