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イギリスで運転保安求めRMTが24時間スト

 イギリスでも反合理化・運転保安の闘いが始まった。2月20日、イギリスのRMT(鉄道・海運・運輸労組)は、「ファースト・スコットレール」社で24時間ストに突入した。今回のストは、今後予定されている3回にわたるストライキの第一回目のものとなる。(写真は2月20日、グラスゴーのクィーン・ストリート駅でピケットを張るRMTの組合員。横断幕には「このストライキはまさに安全をめぐるものだ」と書かれている)

 このストライキは、ファースト・スコットレール会社が550人の組合員に対し、グラスゴーとエジンバラの間に開設される新路線で、車掌を乗務させず、運転士と検札係のみで運行する計画を出してきたことに対する闘いを宣言するものだ。RMTのボブ・クロウ委員長は、訓練をつんだ車掌は乗客の命を守る役割を果たしているのであり、車掌の廃止は乗客の安全を破壊するものだという声明を出し、全組合員にストライキを提起した。その結果、組合員は今回のストに加え、3月1日と13日に2回目と3回目のストライキに突入することを決定している。組合員たちは、3回のストで、会社側が仕掛けてきた合理化と運転保安破壊の攻撃をなんとしても粉砕する決意を固めているのだ。
 これに対し、会社側は、安全には関係ないとし、ストがあっても通常の90%の運行を確保すると対抗的姿勢を示している。
 ボブ・クロウ委員長は、この闘いが乗務員の安全を守るだけでなく、乗客の命を守るものであることを強調し、労働者人民に支持を呼びかけている。このような反合理化・運転保安闘争は動労千葉の闘いと同じ質を持った闘いだ。それはRMTのみでなく、全世界の鉄道労働者にとっても極めて重要な闘いの路線となっている。われわれもこの路線に確信を持ち、断固として動労千葉とともに、そして全世界の鉄道労働者とともに闘いに決起しよう。(T)

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