動労西日本・山田副委員長への解雇弾劾! 岡山で緊急行動
2月21日、動労西日本と岡山労組交流センターを始めとする支援の仲間30人は、動労西日本・山田和広副委員長への雇い止め解雇を弾劾し、JR西日本岡山支社包囲デモに決起した。デモの先頭には、19日に解雇通告を受けて怒りに燃えた山田副委員長、大江照己・動労西日本委員長、急を聞いて関西から駆けつけた富田益行5・27被告団長と国労共闘の仲間が立った。デモに先だって行われた岡山駅前でのリレートークとビラ配布では、雇い止め解雇弾劾のビラ=「動労西日本9」が多くの労働者、とりわけ青年労働者の注目を集めた。街頭でも青年労働者を使い捨てにして未来を奪うJR資本への怒りが渦巻いた。
JR西日本・岡山支社包囲デモに続いて開催された岡山春闘集会は、岡山マスカットユニオンの労働者の司会で始まった。岡山労組交流センターからの基調報告は冒頭に今回の解雇通告弾劾を訴え、参加者全員が怒りを爆発させた。そして2・13集会の地平を確認し、国鉄決戦を基軸に10春闘を闘うことを訴え、青年労働者とともに新時代を切り開こう、と呼びかけた。
続いて動労西日本・山田副委員長が発言に立ち、煮えたぎる怒りでJR西日本当局を弾劾した。富田5・27被告団長と国労共闘の仲間がともに闘う決意を表明し、19日の関西春闘集会で寄せ書きをした檄布を山田副委員長に手渡した。動労西日本の大江委員長は、この組織破壊攻撃と断固立ち向かい、動労千葉のように組織拡大をもって反撃する決意を明らかにした。続いて岡山マスカットユニオン、自治体の仲間が決意を述べ、団結を固めて10春闘を闘うことを誓い合った。岡山春闘集会は、山田副委員長への解雇撤回総決起集会として、圧倒的に勝ち取られた。
さらに翌22日には、米子から国労共闘の仲間も駆けつける中、岡山支社への緊急申し入れ行動を行った。
この山田副委員長への雇い止め解雇は、動労千葉派、11月集会派の闘いにJR資本当局がいかに追い詰められているかを示している。JRで働く青年労働者の中には大きな怒りと闘いのエネルギーが充満し渦巻いている。それが今や堤防決壊寸前になっていることに、JR当局は心底恐怖している。何よりも、この怒りが動労西日本=動労総連合(動労千葉派)に結びついていくことに、文字通り体制崩壊的な危機感をもっている。今回の雇い止め=解雇通告は、こうした恐怖と危機感に駆られたJR西日本当局の無様な姿を示している。
そもそもこの年度末(3月31日)で雇い止めにしなくても、最長5年という許し難い現行の契約社員制度をタテに、彼らからすれば「波風の立たない」やり方で今年の12月で山田副委員長の雇用契約を打ち切ることもできた。しかし、それすら彼らは待てなかったのだ。
JR体制はもはやグラグラだ。山田副委員長への雇い止め=解雇通告にJR西日本当局は一片の確信ももっていない。これからどんな反撃をくらうか、職場から公然たる決起が始まりはしないかと、戦々恐々としている。2月22日の緊急申し入れ行動に対して、申し入れの受け取りを拒否し、門前にピケをはったJR西日本・岡山支社の姿を見よ! 山田副委員長への雇い止め=解雇撤回、「契約社員制度」撤廃、国鉄1047名解雇撤回、検修業務全面外注化阻止、反合理化・運転保安確立、青年労働者の獲得へ、全力で決起しよう!(岡山・N)
写真上は2月21日、JR岡山駅に向かって解雇撤回のシュプレヒコールを上げる仲間たち。写真下は2月22日、JR西日本岡山支社への申し入れ行動
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