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動労総連合が総行動 最高裁に1万7千余筆の署名提出

20140124c-1.JPG 1月22日、午前中の動労総連合強制出向無効確認訴訟と、午後の最高裁に対する第1次署名提出行動が90人の結集で意気高く闘われた。出向無効確認訴訟の代理人を務める鈴木達夫弁護士は、組合員とともに行動の先頭に立った。
 裁判に先立ち、東京地裁前に結集した動労総連合の組合員と支援は、「外注化粉砕、出向者をJRに戻せ」と怒りのこぶしを突き上げた。

 東京地裁民事第11部(団藤丈士裁判長)で開かれた裁判では、JR東日本が出してきた書面の内容を原告代理人が徹底弾劾した。「外注化はJR北海道のような安全崩壊につながる」という原告の主張に対し、JRは「他社のことだから関係ない」と言い放ち、「外注化によって原告が受けた最大の不利益は安全の崩壊」という原告の主張にも「法的論理になじまない」と逃げを打っている。また、偽装請負の実態を逐一暴いた原告側に、JRは20140124c-2.JPG「しょせんは労働者派遣法違反の問題」と言って、外注会社の違法行為を認めつつ居直っている。
 原告側はJRに対し全面的に反論すると宣言した。次回は4月16日(水)午前10時半から東京地裁527号法廷。
●“最高裁はJR復帰判決出せ”
 午後、最高裁前に動労総連合の組合員と支援が陣取り、「1047名解雇撤回、最高裁は解雇撤回判決を出せ」のシュプレヒコールをたたきつけた。動労千葉争議団の高石正博さんが「JRに戻す判決を出せ」と最高裁に迫り、中村仁さんは「絶対に解雇撤回の判決を出させる」と決意を表明。
 要請団が最高裁に入り、1万7416筆の署名を提出した。参加者は、短期間でこれだけの署名を集めたことに自信を深め、なんとしても10万筆を集めきろうと誓い合った。
●鈴木弁護士が熱く決意語る
 裁判後に行われた総括集会は、都知事選への決起集会にもなった。鈴木弁護士は、今後の裁判闘争の展望を明らかにした上で、都知事選への決意を次のように語った。
 「今回の選挙の本質は新自由主義と闘うか否かだ。小泉政権による郵政民営化で現場は地獄になった。非正規労働者も含めて自爆営業を強いられている」「連合東京は舛添候補支持。おかしいという声が満ちている」「宇都宮候補は司法改革-裁判員制度という新自由主義攻撃の先兵だ」「膨大な労働者が非正規職にされ、8時間労働制も解体されて、長時間労働と過労死に追い込まれている。この新自由主義攻撃と徹底対決したい」「オリンピック反対を掲げているのは私だけ。労働者の権利を守り、労働組合の再建で社会を変える。このことを徹底的に訴えたい」
 これを受け、動労千葉の田中康宏委員長が「鈴木弁護士の立候補は時代が求めているからだ。時代を変えるために労働組合が力を取り戻さなければならない。その闘いを都知事選でやり抜こう」と訴えた。また、外注先で動労総連合の組織をつくり、外注化を必ず粉砕しようと呼びかけた。
 出向を強いられた青年組合員は、「強制出向による最大の不利益は、安全崩壊で死ぬかもしれない、人を殺してしまうかもしれない状態にされたことだ」とJRへの怒りをたぎらせた。
 新年第1波の総行動は力強く闘われ、国鉄決戦勝利へ進撃が始まった。(東京 K)

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