もんじゅ運転再開阻止!敦賀現地で鳩山政権打倒を訴え
4月18日、福井県敦賀市で、もんじゅ再開反対!現地抗議集会が500人の参加で行われた。北陸労組交流センターと富山大学学生自治会は、愛知労組交流センター、東海合同労組、8・6―8・9反戦・反核全国統一実行委員会の仲間とともに結集し、参加者にアジテーションとビラで「日米安保粉砕!沖縄米軍基地撤去!もんじゅ運転再開阻止!民主党政権打倒!国鉄1047名闘争勝利!」と訴えた。富山大の学生が法大・富大の処分撤回を呼びかけると、「富大はどうなってるの?」と声をかける参加者も。
「国鉄1047名解雇撤回」ののぼり旗を掲げ、ビラで政府と4党の「解決案」を全面的に批判していることに打撃を受けた原水禁事務局は、われわれと参加者を分断しようと、ビラまきを妨害してきたが、次々とビラが受け取られていく様を間のあたりにしてなすすべもない。
現地集会は、「もんじゅを廃炉へ!全国集会実行委員会」主催となっているが、社民党と原水禁がとりしきり、「もんじゅ再開は止められない。再開してからも運動は続けよう」という、参加した現場労働者に敗北感と闘争の幕引きを強制する度し難い内容である。ダラ幹どもの発言はもんじゅ再開に対する怒りや鳩山政権批判などまるでない。あげくの果てに「国会で院内集会を開くと熱心に参加していた民主党議員が、鳩山政権になったとたんに参加しなくなった」と民主党を批判する発言者が出てくる始末だ。
会場前でカクマルがアジテーションとビラまきをして闘争破壊を画策していたが、その内容たるや、「ポンコツもんじゅの運転再開阻止」「社民党が反対したにも関わらず、もんじゅ運転再開しようとする鳩山は許せない」と安全問題に切り縮め、主催者である社民党にこびへつらう惨めな姿をさらけ出した。一方、塩川一派は、闘争を放棄し逃亡した。
集会中は退屈そうにしていた青年労働者も、もんじゅゲート前までのデモでは、元気よくシュプレヒコールをあげている。現場労働者はみんな、もんじゅ再開に怒り、闘う方針を求めているのだ。それを押さえつけているのが体制内指導部である。反戦・反核闘争の主体は労働者階級だ。その闘いは、体制内指導部の制動を打ち破る度合いに応じて前進するということを痛感させられた。労働者の階級的団結で核と戦争を止めよう。国鉄・沖縄決戦を爆発させ、改憲と核武装をすすめる鳩山民主・連合政権を打倒しよう。(北陸K)
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