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椎名さんカリフォルニア反原発ツアー報告(4)

s20120715a-1.jpg 7月10日、サンタバーバラとサンルイス・オビスポで、椎名千恵子さんを迎えて、それぞれ昼食会と夕食会と食後の交流が行われた。現地の闘う仲間からの発信に基づき紹介する。
 ロサンゼルスから北西に100キロほどの海沿いの都市・サンタバーバラではニュークリアエージ・ピースファンデーション(核時代の平和基金)の主催で12時から1時半まで昼食会が行われ、食事をしながら椎名さんの話を聞いた。椎名さんは「どうか私たちの経験から学んでほしい。すべての原発を直ちに廃止しよう」と参加者に呼びかけた(写真) 

s20120715a-2.jpg また福島の医療機関が放射能と病気の関係を否定し、まともな診療をしてくれないため、独立の診療所を建設する必要があること、そのための支援をお願いしたいと訴えた。椎名さんが、「ニコニコ笑っていれば病気にならない」という山下の発言や、年間被曝線量の上限が1ミリシーベルトから20ミリシーベルトに引き上げられたことなどを紹介すると参加者の間から驚きの声があがった。
 さらに、椎名さんは、福島の原発事故が自然災害の結果ではなく、東電の「無知と傲慢さ」の結果であること、津波ではなく地震そのものによって原発の安全維持機能が破壊されたことを明らかにした。こうした事実はアメリカではあまり知られておらず、参加者に大きな衝撃を与えた。
 サンタバーバラからさらに北西に150キロほどのところにあるサンルイス・オビスポでは、市内のカフェ・ロマで、椎名さんを囲む会が行われ80人以上の人が参加した。主催は「マザーズ・フォア・ピース」(平和を求める母親たち)。この町は市内から2キロほどのところにディアブロ・キャニオン原発(写真)があり、反原発運動が活溌なため、椎名さんの訪問は大きな注目を集めた。(T) 

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