学祭規制撤廃を訴え、7・12第3波法大包囲デモ
7月12日、学祭規制撤廃! 原発再稼働反対! の第3波法大デモを打ち抜きました。とりわけ、13日の全学説明会に向けて学内から学祭規制絶対反対で闘う法大生を先頭にデモに立ち上がりました。学祭規制8項目決定により、今年度の学祭から完全禁酒が決定されようとしています。これに対し、サークル員が飲酒規制反対と学祭実不信任のポスターを学内に貼るなど、学内から飲酒規制への怒りの声が上がっています。今回のデモは学内にあふれる法大生の怒りとひとつになって打ち抜きました。
このデモと一体で、7月13日の全学説明会では30を超える意見と2割の不信任が出されました。法大生の反乱が開始されました。
12日は、デモ出発前に法大生からアピール。斉藤郁真全学連委員長からは「今、時代が動きだしています。毎週金曜日には、原発再稼働反対で20万人の人々が首相官邸前を包囲しています。福島の事態が収まらない間に再稼働して『国民の生活を守る』と言っている奴に怒んなきゃいけないという気持ちがあふれています」と、一人ひとりの行動で時代が変わるときだと訴え、7月16日の10万人集会への結集を呼びかけました。さらに、学祭規制について「学祭実と大学との間で8項目規制が決められ、学生に命令をして全面禁酒をやらせるために出向制度まで利用して、私たちの行動がせばめられていく。街頭で10万人の人々が立ち上がっているのに大学では絶対に声をあげさせないようにしています。やっぱりこういうことは絶対に許せません。目の前の大学を変えなくてはいけません」とアピール。
続いて、倉岡雅美さんから「今日この昼休みは全学説明会に向かって完全禁酒絶対反対の思いでみんなひとつになっていきたいと思います。55年館、58年館を見渡してください。そこら中に禁酒反対のビラが張り巡らされています。みんな規制に反対しています」と訴え、「学祭実から今年度で規制をのめば次年度で撤回されるかもしれないという声が聞かれます。しかし、私たちがのまされてきた規制は飲酒文化を守る規制だったでしょうか。8項目を認めてしまったら来年度よくなることはありません。ここで反対の声をあげよう。飲酒文化を守ろう。残そう。私たちの思いを声に、声を行動に移すときです」と渾身のアピール。
さらに、学内で規制と対決してきた法大生から「飲酒規制は酒が飲めないという話だけではありません。不透明な学祭運営の中で勝手に規制が決められているということです。この間、社研だけではなく、オールラウンド系サークルが社研と同じ危険サークル扱いを受けてしまいました。私たちの知らないところで『危険サークル団体』が広まってしまったんです」と訴え、「学祭実は学生の声を聞いていないのではないでしょうか。8項目についていいか悪いか議論してこなかったではないですか。勝手に決められたものに従う必要はありません。飲酒規制や社研排除は飲酒規制や社研だけの問題ではないですし、今日のデモで不透明な学祭運営で拡大される排除の対象や規制の対象を食い止めていきたいと思います」とアピールしました。この間、学祭規制と対決してきた法大生の訴えに周囲から熱い視線が集まります。
いよいよデモに出発。デモでは「学祭規制絶対反対」「完全禁酒絶対反対」「出向制度反対」「不当処分を撤回しろ」のコールで市ヶ谷周辺を席巻しました。
社会科学研究会はこの間、大学当局と学祭実が一体となった規制強化に先頭で対決してきました。大学当局と結託し規制を進める学祭実に多くの学生は不満の声をあげています。社会科学研究会の闘いが多くの法大生の怒りと結びつくときがきました。今回の全学説明会をへて首都圏学生は7・16へ総決起します。(首都圏学生K)
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