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東北石けん労組、地労委1日行動打ち抜く

s20101213a-1.jpg 12月7日、東北石けん労働組合は、結審情勢の中、地労委全1日行動を断固打ち抜いた。
 朝から地労委の直近である仙台市役所前で20名の大街頭宣伝。ビラの受け取りは圧倒的で、準備したビラが30分でなくなってしまう。初めて街宣に参加した青年がその場でアジテーションを始める。青年の怒りが市役所前を席巻した。「畑と佐藤は解雇を撤回しろ! こんな社会は今すぐ変えよう!」。みんなが怒っている。
 10時からの地労委第7回調査でもこの怒りが審問廷を圧倒した。 

s20101213a-2.jpg 許し難いことにこの調査を前にして労働委員会は、新工場・畑惣商店側に対して「求釈明なし」の対応だ。国鉄分割・民営化においてJRを解雇責任から救済したときと同じ姿勢だ。こんなことが許せるか! 東北石けん労組は、次々と畑惣商店・畑文雄の解雇責任を追及した。
 株式売買による法人格を維持したままでの新工場移転を、労組を新工場から排除するために合意解約して、個別売買に切り替える過程で、なんと東北石鹸佐藤工場のゴム印と代表印(畑文雄が使用していたもの)が使われている。畑は、東北石鹸と無関係どころか、代表取締役退任後も印鑑を持ち続け、これを使用していたのだ。この印鑑を「私が押しました」と開き直る佐藤吉範も畑と一体だ。畑の印鑑とは別に、自分の旧来の印鑑をもっていた佐藤が、自分のものではなく畑の印鑑を使うことなどあり得ない! 畑惣商店と東北石鹸佐藤工場の一体性はあまりにも明らかだ。
 顔面蒼白となった畑、佐藤、その代理人弁護士に対して、さらなる追及が叩きつけられる。畑が東北石鹸の代表取締役として交付してきた「労働条件通知書」には、東北石鹸の「本社」として仙台市太白区郡山の住所が記入されている。東北石鹸には「本社」などというものは存在しなかった。こんなデタラメな文書で労働者を首にできるのか! 畑も佐藤も一言も答えられない。代理人弁護士も、何の説明もできない。弱々しく「文書で…」と逃げるのが精一杯だ。労働委員会が資本の意を呈して、労働者の救済機関としての立場さえ捨て去るなど絶対に許さない!
 審問廷を埋め尽くした仲間たちは、引き続き名取市愛島台の新工場門前に移動し、勝利感に満ちて畑と佐藤を弾劾し尽くした。
 延べ60名の仲間が年休を取って結集したこの日の闘いは、2011年決戦への号砲をとどろかせる闘いとなった。国鉄全国運動を基軸とし、動労千葉のストライキに固く連帯し、日本労働運動の新たな地平を切りひらく気概を持って闘い抜かれた。東北石けん労組は、地域、全国に団結を拡大して、2011年も階級的労働運動の先頭で闘い抜く!(東北石鹸労働組合・H) 

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