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日航キャビンクルーユニオン(CCU)が整理通告に緊急抗議行動

s20101213b-1.jpg 12月13日、冷たい雨が降る中、霞が関の東京地裁前で日本航空の不当な202人整理解雇通告に対する怒りの緊急抗議行動が行われた。当該の日航キャビンクルーユニオン(CCU=客室乗務員組合)、日航乗員組合、航空連を先頭に支援の全労連、全労協、自由法曹団など200人が決起、労組交流センター女性部、婦人民主クラブ全国協議会なども合流した。
 日本航空は今月9日、パイロット94人、客室乗務員108人に対し、12月31日に整理解雇を実施すると通告した。会社更生手続き中の日航は、削減目標の1500人を超える1706人がすでに希望退職に応じているなかで、あえてさらに200人以上の労働者を整理解雇しようとしている。 

s20101213b-2.jpg 整理解雇通告を受けた8割以上が2組合の組合員だという。不当・違法な解雇攻撃であるだけでなく、明らかに不当労働行為であり、労組破壊攻撃だ。断じて許されない。しかもこれは日航の当該労組、労働者だけでなく全労働者の問題だ。
 午後3時から始まった集会で内田妙子CCU委員長は、けさ届いたという自身への解雇通告をかざして「直ちに送り返します」ときっぱりと戦闘宣言を発した。その上で決意表明を兼ねてCCUの抗議声明を読み上げた。「日本航空は、退職を強要した結果、削減目標を上回る希望退職が出ているのに200人以上の労働者に整理解雇を通告してきた。しかも整理解雇の理由として53歳以上、病気・休職などを挙げている。これらはまったく違法・不当だ。しかも『整理解雇の4条件』さえ満たしていない。私たち労働組合を破壊しつぶそうとしているのだ。しかし労働者が安心して働けない職場では安全は守れない。日本航空の不当な解雇通告の撤回を求めて勝利するまで闘います」。揺るぎない決意をこめて日航に怒りをぶつける内田委員長に支持と共感を表す大きな拍手と声援が巻き起こった。
s20101213b-3.jpg 婦人民主クラブ全国協議会と労組交流センター女性部は、12月24―25日にストライキに立つCCUへの檄布を持参、内田委員長に手渡し、闘うきずなを固めた。
 日航乗員組合の宇賀地竜哉委員長も「常軌を逸した解雇攻撃だ」と整理解雇通告を弾劾し、闘う決意を表明した。最後に全員で怒りのシュプレヒコールをたたきつけて緊急行動を締めくくった。
 国鉄分割・民営化と同じような大量解雇と労組破壊攻撃が行われている。1047名解雇撤回を貫く国鉄闘争全国運動の重要性はますます明らかだ。国鉄全国運動を発展させると同時に日航整理解雇撤回闘争への支援・連帯行動を強めよう。(CCUは12月17日午後3時半、参議院院内集会を開く予定)(KW) 

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