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現代車非正規職支会、全組合員決意大会でストライキ再突入を決定

s20101214a-1.jpg 12月12日、現代自動車非正規職支会は蔚山で全組合員の決意大会を開き、現代資本との交渉に進展がなければ再ストライキに突入する方針を決定した。大会には、病院からパジャマ姿でかけつけた組合員も含め、約600人が参加した。第1工場の占拠座り込みに決起した組合員と、座り込み場の外でこの拠点ストを守って闘った組合員とが、互いに励まし合い、団結を再確認し、新たな闘争を誓い合った。この場で、イサンス非正規支会長の委任を受けて登壇した蔚山第2工場のイジンファン代表は、「14日の交渉で資本が態度を変えないなら、15日からまたストライキに入る」という方針を提起。全員が「トゥジェン!」の熱烈なシュプレヒコールで応えた。 

s20101214a-2.jpg 座り込み解除後も現代資本は、今回の争議の発端となった社内下請け会社=ドンソン企業の組合員の現場復帰を拒否している。現代資本はこのドンソン企業を廃業させ、新会社への雇用継承の条件として組合からの脱退を要求した。この露骨な労組破壊攻撃に対する怒りの爆発が工場占拠に発展したのだ。ドンソン企業組合員の職場復帰を認めないという一点に、正規職化をあくまで拒否する資本の階級意志が示されている。イジンファン代表は、「25日間、非正規職の仲間たちが団結して闘えば、いかに恐ろしいかを会社にはっきりと見せた。その恐ろしさを再び見せよう」と力強く宣言した。
 大会には、現代車支部(正規職組合)のイギョンフン支部長によって「外部勢力」との烙印を押されて座り込み場から排除された2人の仲間が参加し、全組合員から熱い拍手で迎えられた。キムテユン組s20101214a-3.jpg合員と蔚山地域連帯労組のクォンウサン前事務局長だ。イギョンフン執行部は、非正規職支会の工場占拠闘争の大爆発に直面して動揺し、座り込み場の死守を訴えるキムテユン組合員らの暴力的排除に走ったのだ。2人は「ここにいる仲間たちが希望だ」とし、何があっても「自らが堂々と立って闘争を組織すれば前に進める」「私たちが決意して、苦しく疲れた仲間たちをも立て起こそう」と訴えた。
 大会には、指導部の限界をものりこえて献身的な支援・連帯の闘いを展開した正規職の労働者たちも招かれた。現代車支部のホサンガン代議員は、「今から新しい決心で現場の正規職とともに、非正規の仲間の正規職化をかちとるまで闘う」と決意表明した。オムギルジョン代議員は「仲裁案を受け入れるために座り込みを解除したのではない。要求を貫徹するまで闘争をやめてはならない。最後までともに闘いぬく」と語った。パクソンナク代議員は「鉢巻s20101214a-4.jpgきがなぜ赤いか知っているか」と問いかけ、「赤い鉢巻きは仲間との血で結ばれた縁、深い同志愛の表現だ。現代資本の弾圧に抗し、団結して闘争しよう」と訴えた。代議員たちはさらに、「言葉を実践に移す代議員が現場委員になる。現場の組合員たちが声を上げられるように現場で走る。正規職化の実現まで退かずに闘争する」と、非正規職の仲間とどこまでも団結して闘いぬく決意を明確にした。
 闘いは継続され、さらに発展しようとしている。これに連帯し、日本の地でも、階級的労働運動の一層の大前進を切り開こう。(千)
 写真は蔚山労働ニュースが配信したものです。 

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