富山大学で朝鮮侵略戦争阻止の反戦集会打ち抜く

　12月13日、富山大学学生自治会は切迫する戦争情勢に対して富大反戦集会を開催し、「朝鮮侵略戦争阻止！」の集会とデモを打ち抜き、大学の弾圧をはね返して富大生との合流を勝ちとった。この集会は全世界、全国の学生との連帯で闘いとられた集会だ。今こそ学生は、歴史の全面に出よう！　キャンパスから「朝鮮侵略戦争阻止！日本の参戦阻止！沖縄新基地撤去」を掲げて闘おう！
　正午、降りしきる雨の中、法大に次ぐ監獄大学の富大では、「マイク、ビラまきの禁止」「集会の禁止」の集会弾圧の立て看板が設置され、ガードマンが配備されている！　しかし、この弾圧をはね返し、富大正門前を学生が制圧して反戦集会が始まった。 

　基調報告は退学処分を受けている富大生が行い、今回の朝鮮情勢＝戦争情勢の一切の原因が大恐慌であり、米帝国主義の危機にあること、そして朝鮮侵略戦争こそ、韓国の現代自動車での非正規職労働者を始めとした全世界の労働者の闘いや、「イギリス学生に続け」と始まっている全世界の学生の闘いを分断する攻撃であることを、徹底的に暴露、弾劾した。そして、沖縄新基地建設阻止の重要性と、沖縄決戦で日本の学生が朝鮮侵略戦争を阻止できる具体的な展望を提起した。この提起で富大全体の雰囲気を、富大当局の学生支配をぶっ飛ばして反戦一色に塗り替えた。ガードマンを横目に、富大生と圧倒的に合流。ビラがどんどんまけ、法大の処分撤回署名が取れる。富大生の雰囲気も明るい。また、富大反戦集会に駆けつけた京大生も次々に発言し、ともに反戦デモに立とうと訴えた。
　そして、集会で圧倒的に高揚した学生は元気よくデモに打って出た。「朝鮮侵略戦争阻止しよう！」のコールに誰もが大注目だ。家からわざわざ出てくる人や、中学校の教室から生徒が身を乗り出して見ている。
　全国の仲間のみなさん！　キャンパスから朝鮮侵略戦争阻止の反戦行動を爆発させよう！　日本の学生の闘いはとりわけ重要だ。沖縄新基地建設阻止で朝鮮侵略戦争を止められる。12月全国学生一斉反戦行動を闘い、ともに2011年決戦へ突き進もう！（富山大・Ｋ）