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東北大学自治会選挙 澤田候補を信任 戦争法阻止とゼネスト訴え

20150724c-1.jpg 安倍政権による安保関連法の衆院強行採決情勢の中、7月9〜17日に東北大学学生自治会執行部選挙が行われ、総投票数684のうち390の信任を得て澤田光司委員長の率いる新たな執行部が誕生しました。戦争法の衆院強行採決に対し、7・15国会闘争とともに東北から巨大な反撃をたたきつけた勝利です!

 今回の自治会執行部選挙は第一に、「戦争絶対反対! 安倍政権打倒!」を真正面から掲げて390人の東北大生の支持をかちとりました。テスト期間にもかかわらず多くの東北大生がビラを受け取り、読み込み、考えながら投票する姿を至るところで見ることができました。討論になった学生は「毎回ビラを読んでいます。講義よりもビラの方が面白い。歴史的な事件が起こっていて、今が歴史の転換点だと感じます」と話していました。韓国やギリシャだけでなく日本、そして東北大学にもゼネスト情勢があることをつかみとることができました。
 第二に、東北大生の「戦争絶対反対!」の怒りにトコトン依拠した〝ゼネスト執行部〟が誕生しました。とりわけ決定的だったことは、7・15国会大闘争に参加した澤田委員長候補が、強行採決に対する満腔の怒りをもってキャンパスで弾劾し抜いたことが多くの東北大生の心をつかんだということです。最後の2日間で澤田候補の訴えを聞いた多くの学生が投票所に駆けつけ投票しました。
 また、今回の執行部選挙では澤田統一候補と思いを同じくする学生が周囲に投票を組織したという点も決定的でした。ある学生は革命情勢を確信し、「学生自治会の腕のみせどころですね。一気に学生が集まってくると思いますよ!」と、自分のクラスの仲間に投票を呼びかけてくれました。自分が投票するだけでなく、周囲に投票を呼びかける多くの仲間を生み出したことは、これまでの学生自治会選挙からの格段の飛躍でした。
 そして第三に、8・6ヒロシマ―8・9ナガサキ、9月全学連大会に向けたスタートを切ることができた選挙戦になりました。すでに激しい路線選択、党派選択が始まって、多くの東北大生が澤田執行部の行動方針に注目しています。「戦争を止め、社会を変革する闘いとは何か」「勝利の展望はどこにあるのか」――問われているのは指導部です。闘いが先鋭化すればするほど、日和見主義・敗北主義の本質が大衆的に暴かれていきます。大衆的怒りに依拠しない(できない)勢力の行き着く先に未来はありません。全学連大会への結集こそ、学生の怒りとかみあう方針です。
 7・15国会前集会で動労千葉・田中康宏委員長は、「今日から始まるのは『戦争への道』ではなく、新しい歴史です」と訴えました。今回の選挙戦の勝利を出発点に、今夏今秋決戦に攻め上ろう! 9月全学連大会の大結集へ、澤田執行部は先頭で闘い抜きます!(東北大・A)

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