東電抗議デモで不当逮捕された3名の学友を奪還!
みなさん! 4月1日夕方、3月31日の東電に対する抗議デモで不当逮捕された学生3人を獄内外の団結した闘いで奪還しました!
今回の逮捕は本当に無茶苦茶です。「ゆっくり歩いた」ことが「公安条例違反」などと破綻しきった論理でもって弾圧を行ってきたのです。ブルジョア法的根拠すら無視して「原発反対の声をあげさせない」ために躍起になっているのが東電、国家権力、そして菅政権だということがハッキリしました。絶対に許すことはできません。私たちはたった一日で釈放されたとはいえ、断固として東電と菅政権の責任を徹底追及していく決意です。
今回の弾圧を含め、社会には怒りがマグマのように渦巻いています。労働者・農民・漁民・学生が一体となって、今こそ原発廃止・菅政権打倒に向けた巨大な闘いを巻き起こそう! 3名奪還の勝利から4月新歓闘争を爆発させ、5月沖縄闘争、8・6―8・9ヒロシマ・ナガサキ反戦反核闘争へ攻め上っていこう!(法政大学・U)
以下、奪還された3学生のアピールです。
●全学連委員長・織田陽介
先ほど無事釈放されました! ともに声をあげて下さったみなさん、本当にありがとうございました。
しかし、私は怒りでいっぱいです。私は東北大に入学し、5年間仙台に住んでいました。今もたくさんの先輩や、後輩や、仲間が被災地にいます。今も原発は多くの被曝者を出し、死者を出している。これに声をあげて逮捕されるとは! 手錠をかけられ牢屋に入れられるとは!
本当にすべての人にともに声をあげてほしい。特に東京電力の労働者のみなさんには、本当に今たちあがってほしい。自分の会社が嘘を突き通し、人を殺し、人命よりも会社の株価や財産ばかり見て、それでも原発政策で金儲けを続けようとしている。自分の会社の前で逮捕者が出るような事態になっている。勇気をだして立ち上がるのは今ではないでしょうか。
私はもっともっと怒って闘います。一緒に闘いましょう!
●文化連盟委員長・斎藤郁真
まずは、皆さまの熱い支援のおかげで奪還されたことにお礼を言いたいと思います。ありがとうございました!
今回の不当逮捕の中で見えてきたことは、敵権力の脆弱性だと思います。明らかに全人民的な犯罪企業である東電への抗議活動が広まることを恐れ、「とにかくなんでもいいから逮捕しろ」というふうに逮捕したにもかかわらず、人民の怒りに負けて結局一泊二日で釈放してしまうお粗末さ。弾圧には弾圧の論理があるものですが、完全に破綻しています。
どんなに巨大に見えても、デマと暴力でしか人間を組織できないブルジョア権力のくだらなさがこの大恐慌―大地震情勢でますますあらわになっています。勝利しているのはわれわれです。ともに闘い抜きましょう!
● 全学連委員長代行・坂野陽平
本日の奪還を新たなる闘いへの第一歩とすべく、アピールをしたためます。
私たちに対して行われた不当逮捕の真実をすべての人々に明らかにしたい! 「すべての原発の即時停止」を訴え、東京電力に対してデモを行った――これが私たちの行動のすべてです。私たちのこの行動が「犯罪」なのですか! 不正義なのですか! 今なお原発に苦しむ現地住民、農民、そして反原発の声を上げる全世界の労働者民衆の怒りが、法の名の下に蹂躙されていいのですか!
私たちは今回の行動によって動揺することも、ひるむこともありません。この世の中に怒りの声があふれる限り、私たちは怒りの声を上げ続け、勝利の日まで闘いぬきます。
東電労働者のみなさん! 東電幹部が踏みにじってきたのは、原発に苦しむ住民の声だけですか! 今こそ東電労働者は怒りの声を上げよう! 労働組合を甦らせよう!
農民のみなさん! TPPによって自らの存在を否定され、原発によって生きることすらままならなくなった今こそ、あなたたちの怒りの声が必要です。労働者とともに闘おう! 政府は農作物の被害をすべて補償せよ!
全国・全世界のみなさん! 日本の労働者民衆は、ヒロシマ・ナガサキ・ビキニの怒りを絶対に忘れない! 今こそ、あらゆる分断をぶち破り反戦・反核・反原発の闘いに打って出よう!
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