8・5広島 広島大で学生集会 〝被爆者の闘い受け継ぐ〟
8・5全国学生交流集会が、会場を埋め尽くす50人の結集で開催されました。今年は開催場所を広島大学構内に移し、集会後はバーベキューで交流。広大生と全国学生が安倍来広を迎え撃つ広島闘争と、8・30〜31全学連大会に向かって、熱く討論を交わしました。
集会では、広大自治会委員長・森田寛隆君が基調を提起。「被爆者は戦後すぐにGHQ(連合国軍総司令部)統治下のもとプレスコードが敷かれ存在自体を否定されてきた。8月6日は初めから反戦反核の日だったわけではない。1950年、弾圧を恐れず立ちあがったことで朝鮮戦争での米帝の核兵器使用を阻止し、その後の運動の中で被爆者の存在は全世界的なものになった」「未来を奪われている今の学生・青年の置かれている状況は、被爆者の置かれた状況と同じだ。最も理不尽を受けている当該が、その悔しさを共有して立ちあがる主体となれる団結があれば、無責任な大学・資本に代わって、未来を取り戻すことはできる」と訴え、闘いの方向性を提起しました。
その後、京都大学全学自治会同学会の仲間が、4学生への退学通知を許さず、処分撤回まで闘う決意を表明し、万雷の拍手で迎えられました。
さらに、この秋から本格化する安倍の改憲攻撃を控え、大学の現場から改憲を打ち破っていくため、『「大学改革」と改憲・戦争』と題する学習会が提起されました。そこで新自由主義30年の破綻の帰結が今の大学・教育の惨状であることが、初参加の学生とも共有されました。
初参加の学生が、積極的に感想や質問を述べてくれ、予定していた終了時間を大きく超えるほど、活発な集会になりました。その後のバーベキューも大いに盛り上がり、学生同士の団結が大きく深まる一日となりました。(広島大・A)
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