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裁判員制度と原発推進の最高裁へ怒りの直撃デモ

DSC_0059.JPG「裁判員制度も原発もいらない!」「最高裁は呼び出し状を送るな!」。11月11日昼、最高裁に怒りのデモが直撃した。この日、最高裁は来年の裁判員候補者名簿に一方的に登録した約30万人に通知の発送を開始すると発表した。これが許せるか! 「裁判員制度はいらない!大運動」の呼びかけに応えて、弁護士を先頭に労働者・学生・市民らが、正午を期して日比谷公園霞門から最高裁に向けてデモに出発した。 

写真:文科省をすぎ最高裁に向かって外堀通りをデモする裁判員制度はいらない!大運動

 11・6労働者集会に参加、発言したドイツのディーター・エルケンさんとラーベン・ブロンシュタインさんも一緒だ。デモ隊は弁護士会館前では、「日弁連は裁判員制度に反対しろ!」とこぶしを突き上げ、福島のおんなたちが座り込んだ経産省前では、テントを維持しながら手を振る男性にコールを返した。朝から降りしきる冷たい雨を吹き飛ばし、文科省前、首相官邸下を行進、沿道の人びとに「最高裁が推進する裁判員制度も原発もいらない、と声を上げよう」と呼びかけた。手を振り駆け寄って握手を求める男性、デモコールに笑顔で応える青年労働者たち、そろってカメラのシャッターを押す学生3人組など、注目度と共感度は最高だ。
 最高裁が近づいてくると、前方で待ちかまえていたマスコミのクルーの動きがあわただしくなった。裁判員制度を推進する側と廃止に追い込む側が直接激突する瞬間をとらえようとしている。しかも、この日は3・11大震災、福島原発事故からちょうど8カ月目。最高裁は住民の訴えを切り捨て、原発推進のお墨付きを与えてきた“原発の番犬”だ。フクシマの怒りを思い知れ! 時折激しくなる風雨も最高裁への怒りをかきたてるものでしかない。「最高裁は裁判員制度を廃止しろ!」「原発推進判決の責任をとれ!」。デモ隊は声を限りに最高裁に怒りのシュプレヒコールを次々とたたきつけ、闘いを貫徹した。(TK) 

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