神奈川県警が2名の仲間を不当逮捕! 直ちに反撃の闘いに決起!
1月11日、神奈川県警は「詐欺」事件をデッチあげ、神奈川労組交流センターの2名の仲間を不当逮捕しました。この弾圧に対し、私たち神奈川労組交流センターと闘う仲間は、13日朝、JR根岸線関内駅前で、不当逮捕を徹底的に弾劾するビラまき行動に決起しました(写真)。横浜市役所に出勤する労働者をはじめ関心は高く、1時間で600枚のビラを撒ききりました。特に神奈川労組交流センター副代表であり、自治労横浜で先頭で闘うAさん不当逮捕の報に対しては、多くの職場から「おかしい」「不当弾圧だ」という怒りが湧き起こっています。そして彼を知る仲間から続々と檄文が寄せられています。
この弾圧は、反原発闘争の高揚と階級的労働運動の前進に恐怖する警察権力による卑劣かつデタラメきわまりない治安弾圧です。私たちは、闘いの爆発に恐怖する日帝国家権力・神奈川県警の危機にかられた弾圧を、逆に闘いの爆発に必ず転化し、Aさんとともに自治労横浜を闘う階級的労働運動の拠点とするために全力で闘います。神奈川県警、栄警察署、横浜地方裁判所への抗議を集中しよう!
【抗議先】
神奈川県警 TEL045-211-1212(代)
栄警察署 TEL045-894-0110
横浜地裁 TEL045-201-963
全国の闘う仲間の皆さん。すべての労働者の皆さん。ともに闘いましょう。
▼神奈川労組交流センターの弾劾声明
すべての労働者の皆さん。すべての闘う仲間の皆さん。
1月11日、神奈川県警は「詐欺」事件をでっち上げ、神奈川労組交流センター副代表Aさんと同事務局員Bさんを不当逮捕し、神奈川労組交流センター事務所を家宅捜索、事件と全く関係ない組合規約や組合加入申込書などを押収しました。
こんな不当な弾圧は絶対に認められない。Aさんは栄警察署に、Bさんは神奈川県警本部に留置されています。横浜地裁は2名をただちに釈放せよ!
私たちは、神奈川県警と捜索令状を発行し不当な弾圧に加担した裁判所に対する徹底的な弾劾闘争に決起する。
何よりも、反原発・反失業、非正規職撤廃の闘いをさらに爆発させ、労働者の怒りがどれほどのものかを徹底的に叩きつけて、弾圧を粉砕し2名の仲間を奪還することを宣言する!
(1)「詐欺」事件は100%のでっち上げだ!
神奈川県警は「活動拠点として使用する目的であることを隠して住居として使用するとした賃貸借契約を結び賃貸権をだまし取った」(12日付新聞報道)と「詐欺」事件をでっち上げました。
しかし、契約時には神奈川交流センターの事務所として使用すること、そのために会議などで会員の出入りがあることを明らかにして契約していました。だから郵便受けにも部屋の表札にもAさんの名前とともに、「神奈川労組交流センター」と表記していたのです。偽って使用したなどというのは100%でっち上げであることはこの事実一つを見ても完全に明らかです。
さらにAさん宅を家宅捜索した際に不審に思った家族が警察官に「大家はこのことで何か問題にしているのですか」と問いただすと、捜査責任者は「ない」と答えているのです! 神奈川県警自身も全く理由がないことを自認しているのです。
神奈川県警は、何の正当な理由もない不当な弾圧であることを重々承知の上で、2名の仲間を逮捕するために「詐欺」事件をでっち上げたのです。
(2)食事も与えず、投薬も拒否!殺人的人権弾圧許すな!
Bさん宅の家宅捜索は早朝寝込みを襲い、捜索令状の提示すら必要ないなどと言って本人を拘束、逮捕しました。しかも許しがたいことに、警察署に勾留した朝から夕方まで食事もさせず、特に本人が糖尿病のために絶対必要な投薬を要求したにもかかわらずこれも拒否したのです! こんな殺人的行為は絶対に許さない。この責任は絶対にとってもらう。
またAさん宅の家宅捜索は高齢の両親を脅し、3時間にも及びました。
さらに警察権力の発表のみを垂れ流す新聞各社の姿勢も厳しく批判されなければなりません。
(3)「すべての原発とめよう」「生きさせろ」の闘いの爆発に恐怖する警察権力の政治的大弾圧!
昨年3・11東日本大震災、福島第一原発事故への怒りが爆発、神奈川においても「すべての原発とめよう」「生きさせろ」の闘いがより拡大しています。
昨年10月から始まった東電神奈川支店への毎月デモには多くの青年労働者が結集し、怒りの声を上げはじめました。
私たち神奈川労組交流センターは多くの労働者とともに全力で闘い、とりわけAさん、Bさんはこの闘いの最先頭で闘ってきました。
12月11日の東電神奈川支店デモ第3弾デモは参加者は一気に130人に膨らみ、1月14日には反原発国際会議の開催(パシフィコ横浜)ともあわせて、東電神奈川支店デモ第4弾が行われようとしていたのです。
ところが野田首相は昨年12月16日、誰一人信じていない福島第一原発事故の収束を宣言しました。事実は全く逆です。野田の狙いはただ一点「原発再稼働、原発輸出」にあります。
神奈川県警による今回のでっち上げ逮捕・弾圧は、こうした怒りの爆発に恐怖する野田政権の意を受けて、これに手を貸し「生きさせろ、すべての原発なくそう」の声を国家暴力で弾圧するためにだけ強行された絶対に許すことのできない政治弾圧です。
(4)労働組合こそ、弾圧粉砕、反原発・反失業の闘いの先頭に立とう!
横浜市役所で働くAさんは、前横浜市長中田の民営化・人員削減攻撃に職場から反撃を呼びかけ闘いぬいてきました。激しい民営化攻撃ですべての矛盾や犠牲が現場労働者に押し付けられ労働強化やメンタルで休職に追い込まれる職員が相次いでいます。
Aさんは自治労横浜の中に、国鉄1047解雇撤回を貫く当たり前の闘う労働組合運動を作り出すために奮闘してきました。
今回の弾圧は、大阪・橋下「大阪維新の会」による徹底的な労働組合つぶしの攻撃と完全に連動した公務員労働者に対する攻撃、なによりも自治労横浜という労働組合に対する弾圧に他なりません。
反原発の怒りと、職場における人員削減・合理化、民営化・非正規職化攻撃に対する怒りが結合することへの弾圧であり、分断攻撃です。
いま「こんな弾圧は許せない!」と怒りの声が自治労横浜の多くの職場から次々と上がっています。一切の処分策動を許さず、弾圧を完全に粉砕しましょう!
(5)弾圧には闘いの爆発を叩きつけよう! 1~3月反原発・反失業の闘いに総決起しよう!
不当な弾圧にはより激しい闘いの爆発を叩きつけてやることが最大の反撃です。
「核と人類は共存できない!」―福島の怒りと固く連帯・団結して闘おうと日本全国で、世界で闘いがさらに爆発しようとしています。
「すべての原発いますぐとめよう」「古里を返せ」「福島の子どもたちを守ろう」は、労働者人民の正義の声です。
社会を動かしているのは私たち労働者です。本気の怒りを野田首相、警察権力に見せつけてやりましょう。
◇1・14東電神奈川支店デモ(午前11時30分JR桜木町駅前結集)にみんな集まろう!
◇3・11福島現地大集会(郡山市内)に総結集しよう!
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