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ドイツの仲間とともに、東電神奈川支店弾劾の第4弾デモ打ち抜く

s20120115a-1.jpg 「今年こそ全部の原発を止めるぞ!」の声が真冬の寒さを吹き飛ばし、横浜の街にとどろいた。止めよう原発!神奈川・東電デモ実行委員会主催の東電神奈川支店デモ第4弾が、1月14日横浜市で行われ、80人の参加者が東電に弾劾の声をたたきつけた。
 デモ出発地点はJR桜木町駅前広場。午前11時過ぎから子ども連れの女性、青年、年輩の人など参加者が次々と駆けつけてきた。ドイツ・ゴアレーベンの核廃棄物処分場絶対反対で闘う3人のドイツの仲間も参加。 

 11時40分、デモが出発。「事故は収束なんかしていない!」「子どもを守ろう!」「再稼働を許さない!」のコールに通行人が振り返り、注目した。乗用車の中からは家族連れが千切れんばかりに手を振る姿も。東電神奈川支店前に到着。「ウソつき東電許さないぞ!」。参加者みんながひときわ大きな声を張り上げた。
s20120115a-2.jpg 1時間後、出発地点のJR桜木町駅前に帰還したデモ隊は、さっそく参加者全員でリレートークを行った。最初にドイツで闘う女性が発言し、「メルケル首相の脱原発は偽の脱原発です。私たちは、単なる言葉ではなく、団結し一緒に闘っていきましょう」と力強くアピール。参加者が大きな拍手と歓声で応えた。
 前回から参加している女性は自作の旗を広げて登壇。福島第一原発の半径20キロ圏内で被災し宮城県に避難している友人の、一時帰宅の様子をつづった日記を紹介し、「放射能のない安全な環境をつくろう」と訴えた。埼玉県所沢市の男性は「原発は命と生活の問題。人々の命と健康、とりわけ福島の子どもを守ろう」と語気を強めた。川崎市の保健所で働く労働者は「野田首相の『収束宣言』は許せない。人員削減の問題や非正規の問題は根っこは同じ」と弾劾した。茨城県の東海第二原発と闘っている仲間は、東海第二原発の廃炉を要求する第3回の署名への協力を呼びかけた。
 動労千葉の後藤俊哉さんも駆けつけ、「福島現地まで行ってデモをしてきた。こういう事をしないと原発をなくせない。動労千葉は安全破壊の基地統廃合と闘っている。皆さんと共にこれからも闘います」と熱いアピールを発した。
 初参加のニューヨーク在住の女性も発言。彼女は「アメリカでもメイン州の原発を止めるためにみんなで歩いた。オキュパイ運動は、警官の弾圧に負けず、現在もチャイナタウン近くに集まって闘われている。来月ニューヨークに戻るが、また反原発のために闘う」と決意を語った。合同労組神奈川の労働者は「東京電力と、原発を推進してきた政治家、学者、財界、裁判官、マスコミに責任を取らせよう」と訴えた。
 リレーアピールを終えた後、実行委は15時から横浜ポートサイド公園で開催された首都圏反原発連合主催の集会、デモ行進に合流した。この行動は14、15日に開催された「脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」の一環として取り組まれたもので、4500人が参加した。
 14日の集会・デモは、1月11日の労組交流センターの2人の仲間のデッチ上げ逮捕をうち砕いて闘いぬかれ、勝利した。2人の仲間を一刻も早く奪い返そう。友人・知人も誘い3月11日の郡山現地集会に参加しよう。(H) 

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