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佐藤幸子さんとともに、広大-IAEAの「国際シンポ」弾劾行動

20130217b-1.jpg 2月11日、平和公園にある広島国際会議場で、広島大学が主催し、IAEA・ICRPなど原子力ムラの連中が各国から集まって、「放射線災害復興への提言」なる国際シンポジウムが開催されました。絶対に許せません! 私たち反原発を闘う広大生は、2・11NAZENヒロシマ結成1周年集会のために来広された佐藤幸子さん(子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク)とともに、断固たる抗議行動をたたきつけました。
 シンポは広大で今年度後期から始まった「放射線災害復興を推進するフェニックスリーダー育成プログラム」の一環として開催されたものです。IAEA、ICRP、三菱重工、中国電力などの参加団体・企業の顔ぶれを見て明らかなように、今後も原発を再稼働し、あるいは世界中に新設することを前提とし、その場合「第二・第三のフクシマ」が必ず起こると想定して、それに対応できるグローバル人材を広大が育成する。これによって、広大として、世界の原発推進体制を積極的に補完していこうというのです。 

20130217b-2.jpg しかもシンポは、福島県民から「業務上過失致傷」容疑で刑事告訴・告発をされた神谷研二(原医研教授、福島医大副学長)が中心になっています。そもそも「放射線災害復興」などという言い方が自体が許しがたいものです。あたかも原発事故が自然災害であるかのような言い方です。しかも「復興は可能」かのようにキャンペーンを張ることで、「福島はたいしたことない」「安心・安全」といい、結局はIAEA、政府、電力会社ら、事故の責任者を徹底的に救済するものになっているのです。
 広大は「被爆地の大学」として、本来なら、福島の人々の怒りや苦悩と向き合い、世界の先頭にたって原発・核に反対することができるはずです。しかし実際にはまったく逆の立場で、福島の怒りや苦悩を圧殺し、原発を推進する側に立っているのです。絶対に許せません!
 事前に広大当局に対し、2・11の会場で「申し入れ書」を受け取るよう要請しました。しかし、当局職員はいったんは受け取るといったのに、そのあとに態度を変え、「時間がない」「忙しい」の理由を並べての受け取りを拒否してきたため、当日は佐藤さんと一緒に抗議行動を行うことになりました。
 11時半から抗議行動にたったところ、会場の施設管理者がすっ飛んできて、抗議行動を中止させようとしたため、佐藤さんの怒りのアジテーションが爆発。さらに広大生は、国際会議場内に入り、シンポ会場前の受付まで行き、そこに待機していた職員に、なぜ申し入れ書すら受け取らないのか徹底追及。「時間がない」「忙しい」などすべて言い訳で、要するに福島の声を切り捨て、原子力ムラと結託して生き延びようという広大の姿勢はその職員の姿からも明らかです。
 2・11は、国際シンポ抗議行動とその後のNAZEN集会・デモを通じ、佐藤さんと強くつながることができたと思います。福島の怒りとつながって、御用学者神谷を追放し、原子力ムラそのものとなった広大を根本からひっくり返すまで、私たちは闘います。そして3・11福島の行動をともに闘います。
 

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