星野闘争 全証拠を開示せよ 120人がデモで東京高裁包囲
3月5日、星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議の呼びかけで今年第一波の東京高裁包囲デモが闘いとられた。全国から120人が結集。1、2月に全国各地で取り組まれた学習会が、「星野同志は無実だ」の確信を全体にみなぎらせている。
警視庁公安刑事ら120人が全員マスクをつけ戦々恐々としている。これをものともせず、圧倒して闘いぬいた。
デモ出発前、星野暁子さんが「70年安保・沖縄闘争の見せしめとして星野は無期攻撃をかけられた。しかし、星野は非転向を貫き、日々勝利してきた。それはみんなの希望だ。星野闘争は青年労働者の中に階級的団結をよみがえらせる闘いだ。本日の高裁包囲デモで東京高裁第12刑事部に証拠開示と真実に基づく審理を迫ろう」と宣言。全国救援会から岡山、徳島、新潟、千葉、東京東部が確信に満ちて発言した。福島からの3・11福島行動を呼びかけるメッセージが紹介された。
続いて、全学連が「学習会で星野同志の無実をあらためて確信した。法大闘争、反原発、国鉄の闘いと一体で星野闘争を闘う」と決意表明した。さらに、全国労働組合交流センター、沖縄民権の会、動労千葉を支援する会、三里塚現闘から発言を受け、最後にシュプレヒコールをあげ、デモに出発した。
日比谷公園霞門を出てすぐ、東京高裁と検察庁に向かって怒りのシュプレヒコールをたたきつけた。「星野さんは無実だ! 獄中38年を許さないぞ」「東京高裁と検察は全証拠を開示しろ」「星野さんの再審を開始しろ」「星野さんと団結して闘うぞ」と、全学連の力強いコールが響き渡った。先導する太鼓の音が霞が関一体にとどろいた。
◆再審開始求め署名提出行動
デモ終了後、50人で東京高裁第12刑事部へ申し入れに行った。対応したのは訟廷管理官3人、不当にも部屋に入れる人数を20人に制限してきた。家族と全国救援会の人たちが、全証拠開示と再審開始を熱烈に要求した。120人がデモを闘ったことを告げると、「承知している」と応えるだけで、露骨に打撃感を吐露していた。10通の申入書を手渡した。同時に再審開始と全証拠開示を要求する署名8557筆、賛同719筆(うち弁護士256筆)を提出した。署名の数は累計で3万9317筆になった。
全証拠開示大運動を爆発的に推進しよう。全国で圧倒的な署名運動を展開することだ。職場・学園で、地域の労働組合やあらゆる人達に署名を拡大しよう。2013年星野同志奪還へ全力で闘おう。
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