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広大生は声を上げよう 2学生逮捕 キャンパスで釈放訴え

太田蒼真委員長代行が訴える(27日)

「これは広島大学の自由の問題です! 広大生は共に声を上げよう!」――5月22日に全学連の学友2人が広島大学職員に「傷害」事件をでっち上げられ、不当逮捕されたことに対し、広大生がキャンパスで反撃をたたきつけました。
広島大ではビラまき・掲示板利用の許可制や、「大学に不敬な言動や行動は行わない」などの誓約書の提出をサークルに迫り、これにサインしなければ活動を認めない等、一方的ルール改悪が行われて、大学当局と学生の間ではくり返し衝突が起きていました。
4月4日、学生自治会とサークルの勧誘ビラが貼られていた掲示板から、大学職員・田中恵一がビラをはがしている現場に遭遇、学友が抗議をしました。

弾圧職員・田中恵一

田中職員は、抗議する学生の名前と学部を叫んだり、つかみかかったりしながら威圧。その上に勝手に一人で地面に転び、「傷害」と訴えて学友を警察権力に売り渡しました。最初からでっち上げ逮捕を狙う行動であり、広大と全国の学生運動をつぶすためにやったことは明白です。徹底弾劾します!
すぐさま広大生は立ち上がりました。逮捕の翌日から2学友の釈放を訴えるビラがキャンパスに貼りだされ、27日の昼休みには広大生がマイクを持ってキャンパスに登場しました。
広島大学学生自治会・委員長代行の太田蒼真さんは訴えます。「学生が声を上げて弾圧されたのなら、学生が声を上げることが最大の反撃だ!」
続く仲間も「この弾圧は広大生全員への弾圧だ。萎縮せずに闘おう」と呼びかけました。
これに応え、2学友の釈放を訴えるビラが次々と受け取られ、広範な学生と討論が行われました。
全国大学での規制強化、学生自治破壊は、安倍政権が進める2020年改憲の動きと一体のものです。
戦前の悪名高い「治安維持法」は、戦争に反対する学生に最初に適用されました。その後の大学は権力と癒着して学内から反戦を訴える勢力を排除し、行き着いたのが学徒動員を頂点とした大学の戦争協力でした。この歴史を繰り返さないため、広大生とともにキャンパスから立ち上がろう!
救援とカンパにご協力よろしくお願いします。
(広島大学・A)

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