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反原発運動への弾圧許すな! 東電デモでの違法逮捕に怒りの記者会見

s20110408a.jpg 3・31東電抗議デモに対する警視庁の弾圧、違法逮捕を弾劾する記者会見が4月6日午後、東京・霞が関の弁護士会館で行われた。逮捕され翌日奪還された織田陽介全学連委員長ら3君が弁護団とともに記者会見に臨んだ。逮捕にいたる経過と「取り調べ」の状況を具体的に暴露し、その違法不当を徹底弾劾した。今後、弾圧責任を追及するとともに、何よりも反核・反原発、「全原発即時停止」の闘いの大爆発をもって日帝権力に反撃する決意を表明した。
 会見には織田君のほか、同時に逮捕された斎藤郁真法大文化連盟委員長、坂野陽平全学連委員長代行と、森川文人弁護士ら弁護団が参加した。 

 まず3君が逮捕にいたる事実経過と「取り調べ」状況、自分の思い・決意を語った。警察は逮捕理由を「デモを停滞させたから東京都公安条例違反だ」と言ったが、そんな事実はまったくない。逮捕は初めから仕組まれていた。デモ出発点の日比谷公園に100人を超える私服公安刑事どもが集まり、デモ参加者の写真とビデオを撮っていた。抗議してもやめなかった。デモのときはデモ隊のすぐ横について監視・弾圧を続け、内幸町の東京電力本社前まで来たときに襲いかかったのである。あらかじめ「警告看板」を準備し、それをもった警官2人がデモ隊の前に立ちふさがり、自らデモを止めておきながら、その「停滞」を理由に3君を逮捕したのだ。正当な抗議デモを恐れる警視庁があらかじめ仕組んだ権力犯罪だ。
 直ちに起きた人民的憤激、弁護団・救対の反撃と3君の完全黙秘・非転向の闘いに警察・検察は追い詰められ、当初の弾圧の意図を貫けず、翌日、3君を釈放せざるをえなかった。とはいえ、もしもこんなでたらめがまかり通るなら、警察はまったく正当なデモにいつでも襲いかかり、誰でも逮捕できることになる。「絶対に許されない」と、3君と弁護団は怒りを込めて弾劾した。
 テレビ・新聞記者からは、「取り調べ」時の具体的やりとり、今後の責任追及の方針、署名運動と4・22闘争の方針などに関する質問が行われた。3君と弁護団はこれに答えるとともに、警視庁の違法不当な弾圧の手口・実態を広く報道するよう要請した。
 今回の弾圧は、警視庁が完全に日帝資本、東電資本の手先であることをさらけ出した。公安刑事は「取り調べ」と称して3君に「こんな運動は誰も支持しない。やめろ」と言ってきた。彼らがどれほど反原発闘争、東電追及の闘いを恐れているかを示している。反原発運動を弾圧してきた警察は、福島原発事故の共犯者だ。怒りに堪えない。
 どのような弾圧も、原発事故に対する労働者人民の怒りの爆発を押しとどめることはできない。全原発の即時停止を求める1千万人署名運動を水路に被災地支援・反原発の闘いを推し進めよう。(N) 

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