「原発をつくった政治を復活させるな!」西村綾子候補が奮闘
4月1日告示以降、相模原市議選は西村綾子候補を先頭に神奈川労組交流センター、婦人民主クラブ全国協相模原支部を始め、地域の労働者が総決起し、熱い闘いを繰り広げている。初日には勝浦市長選を闘いぬいた動労千葉から水野正美さん、家族会の佐藤正子さんが駆けつけた。国鉄1047名解雇撤回闘争の当該、成田昭雄さんも「西村さんは絶対に必要な議員。一人ひとりが西村さんとなって闘おう」と檄を飛ばした。
3日には三里塚反対同盟婦人行動隊の鈴木加代子さん、宮本麻子さん、木内敦子さんがそろって駆けつけ、西村さんとともに街頭宣伝に立った。「原発を止めたい。私たちは安全な野菜を作りたいんです。危険な原発を止めるためにも原発反対の西村さんを市議会に送りましょう」と力を込めた訴え。
この日は大阪から国賀祥司泉佐野市議、沖縄民権の会の座覇光子さんも応援演説に登場し、原発即時停止と戦争反対を訴えた。
政令指定都市になって初めての選挙は、全市一区だった選挙区が3分割され、西村候補の南区は定数19人のところに29人が立候補し、最激戦区となった。西村候補は原発即時停止と被災地救援、震災解雇許すなを真正面から訴える唯一の候補として立ち、「生きぬくために労働組合をよみがえらせよう!」と精力的に訴えている。4日昼には市内の清掃工場を訪れ、「この社会を動かしているのは労働者。公務員を削って"“震災に強い町” などできません。被災地で力を発揮し地域の団結の中心になっているのも公務員です。清掃民営化には絶対反対。安全保安のために3人乗車を闘いとっている皆さんとともに闘います。皆さんの1票で市議会に送ってください」と訴えた。昼休みで思い思いに休みながら聞いていた清掃労働者が一斉に拍手で応えてくれた。西村候補もこぶしを突き上げて応えた。その後、正門前で仕事に出発する清掃車を見送ると、清掃労働者は手を降り、クラクションを鳴らして応える、感動的な交流が実現した。
西村陣営を引っ張るのは青年労働者と学生の若い力だ。宣伝カーや街宣で青年・学生が訴えると、道行く若者たちが立ち止まり、討論の輪ができる。相模大野駅の「原発なくせ!被災地救援!」署名にはマイクを握って訴える高校生グループが登場! 闘わなければ未来が丸ごと奪われる。闘って未来を開こうとする青年・学生が西村綾子候補の周りに集まっている。これが今回の選挙戦の際だった特徴だ。もちろん若者だけではない。「夫の会社の仲間が福島原発で被曝した。原発止めたい」と切実に訴える女性、「原発は原爆だ。署名はないのか」という怒りから行動が生まれ、被災地へ送る物資とカンパが次々に寄せられている。
西村あやこ事務所に届いた1通の手紙を紹介しよう。「思想も政策も持たない連中は結局名前の連呼しかできない。皆、そんな選挙はいやいやしている。そこで私は、『少数のための政治を止めさせよう』『はたらく者が主人公の社会をつくろう』『汚れた政治を復活させるな。原発をつくった自民党政治を復活させるな』『大多数を占める働く者の声を議会に反映させよう』といったスローガンを訴え、『その実現のため、西村あやこは先頭に立ってたたかいます』という、大多数の心の琴線にふれる文句をずばり言って選挙戦を戦う必要があるのではないでしょうか?」「人々は正体のはっきりした反対派の出現を心待ちしている。……無党派を奮い立たせよ」
誰もが今度こそ政治選択をしなければならないと思っているのだ。駅前で初めて西村さんの演説に遭遇し涙ながらに聞き入っていた男性は、「ものすごく説得力のあるお話だった」と支持を決めた。これはエピソードではない。西村さんが登場する先々でこのような出会いが待っている。労働者・住民の一人ひとりが抱えている悩みや怒りが何に起因するものなのか。「怒っていいんだ。自分ひとりの問題じゃなかった」と、西村さんの街頭演説を聞いて納得する。
この原発、震災解雇、賃下げ・増税への怒り、闘わない既成政党と御用組合への怒りと結び、怒りを行動へ! その一歩を西村綾子さんへの投票行動から始めよう! 職場・地域、街頭の労働者の圧倒的多数を獲得する選挙選が力強く進んでいる。(4月6日 M)
この記事へのコメントはありません。