婦人民主クラブ全国協議会が第35回総会 改憲阻止・組織拡大へ 歴史をつくる主体として立つ
8月25、26日の2日間、婦人民主クラブ全国協議会第35回全国総会が東京・秋葉原で開催され、北海道から沖縄まで全国から100人に及ぶ会員・読者が結集しました。日帝・安倍が9条改定を軸とした自民党改憲案を臨時国会に提出すると宣言する中で、改憲・戦争阻止!大行進運動の先頭に女性が立つことと、その中で組織を圧倒的に拡大していくことが論議されました。
世の中をひっくり返す闘いをやろう
開会のあいさつで三浦正子代表は、「安倍への怒りは地に満ち満ちている。1917年3月8日(ロシア暦2月)の女性の決起がロシア革命を勝利に導いた情勢が来ている。戦後革命期の闘いが役に立つ時代だ。1千万の一人一人とつながって、世の中をひっくり返す闘いをやろう。2日間、討論を巻き起こそう」と呼びかけました。
連帯のあいさつに、三里塚芝山連合空港反対同盟婦人行動隊の宮本麻子さん、全国労組交流センター女性部長の岸上真寿美さん、革共同代表が立ちました。動労千葉をはじめ多くのメッセージが届きました。
総会議案を関西ブロック代表の山本美知子さんが提起しました。昨年来の全国での活動を総括。保育の取り組みを中心に「歴史をつくる主体」として女性が闘いを牽引(けんいん)してきたこと、その力を基に今秋、改憲・戦争と対決する闘いを職場・地域から巻き起こそうと提起しました。
東京の新支部結成報告など30人発言
2日間の討論でおよそ30人が発言しました。討論では1日目、その夜の交流会、2日目の「改憲・戦争阻止の闘い」をテーマにした分散会を含めて「戦争を引き起こすしかない帝国主義を倒し新たな社会を建設するために、拠点労組を軸に1千万人とつながり、飛躍し、組織を大きくつくっていこう。どうやって拡大するか」が、とことん討論されました。
自由闊達(かったつ)な議論の中で参加者の顔が輝いていきます。そして東京での新支部結成が発表され大きく盛り上がりました。
JRの第3の分割・民営化と激突する国鉄闘争と一体で、職場の闘いで戦争を止める取り組み、 改憲・戦争反対の学習会や「はだしのゲン」上映会、紙芝居「戦争の作り方」の路上上演、フクシマのDVD上映会や基地見学ツアーなどの体験をとおして学ぶ取り組みなど、各地で豊かな取り組みが始まっています。
3・8国際婦人デー集会、8・6広島―8・9長崎反戦反核闘争、星野絵画展や保養運動などの取り組みはもちろん、職場での労働運動、国際連帯の先頭に立っている婦民全国協。新会員も役割を担い、本音で討論することで真実をつかめることや、婦民新聞を武器に保育の民営化絶対反対運動を地域で組織する新たな挑戦など、「月2回発行の独自の新聞を徹底活用しよう」と活発な意見がドシドシ出されました。
国際連帯をかけて10・21反戦デー行動へ
10・21国際反戦デーにはアメリカの「反戦の母」シンディー・シーハンさんが呼び掛ける「女性たちのペンタゴンデモ」と連帯した行動を各地で取り組み、「11・4全国労働者総決起集会―改憲・戦争阻止!大行進」を大成功させることが確認されました。
総会宣言、星野文昭さんと大坂正明さんを取り戻す特別決議を全体で確認。三浦代表の音頭で団結頑張ろうとインターナショナル斉唱で閉幕しました。(T)
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