もんじゅ炉内落下事故で経産省に緊急抗議行動
9月28日夕刻、国鉄闘争1日行動の合間をぬって、首都圏の8・6広島―8・9長崎反戦反核闘争全国統一実行委員会は、霞ヶ関の経済産業省―原子力安全・保安院に対し、もんじゅ中継装置炉内落下事故弾劾の緊急行動に決起した。今回の事故は、高速炉の技術的難点だけでなく、大恐慌下における帝国主義としての生き残りをかけた日帝の新たなアジア侵略の踏み出し、原発輸出とワンセットの核武装への支配階級の激しい衝動が引き起こしたものだ。経産省こそ、もんじゅの立地・建設・稼働に最終許可を与え、5月6日の運転再開にゴーサインを出し、事故を発生させた最高戦犯ではないか。菅改造内閣の経産相は、日立製作所労働組合(電機連合)専従役員と原発プラント設計担当の経歴を表看板とする大畠章宏。資本家階級救済のため、階級的労働運動・反戦反核闘争つぶし攻撃の最も悪質な先兵と化した民主党・連合を絶対に許せない!
大畠経産相さらに寺坂保安院長宛の抗議文を応対の保安院企画調整課・加畑晶規係官につきつけ、「事故の真相をすべて明らかにせよ」と追及した。「ホームページを見てください」の言辞の繰り返しに怒りが倍加。一丸となった抗議で回答を約束させ、「もんじゅの運転再開をただちにやめろ!」「もんじゅを廃炉にせよ!」のシュプレヒコールを庁舎に向かって参加者全員が叩きつけた。もんじゅ炉内落下事故と菅民主党政権に対する弾劾のビラは、通行・退勤の労働者の手に次から次と受け取られていった。
10月1日、日本原子力研究開発機構は、今回の事故の中間報告書を公表したが、巨大事故の真相を徹底して押し隠し、運転再再開へ悪あがきする許しがたい内容だ。今、もんじゅ・六ケ所再処理工場・核燃サイクル解体、日帝核武装阻止の勝利の展望は、われわれのもとに引き寄せられた。この流れを11・7労働者1万人集会に合流させていこう。(W)
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