非正規職撤廃の先頭で闘う、ちば合同労組・A君をついに奪還!
不当逮捕されていたちば合同労組の青年組合員A君が、4月27日夕、釈放をかちとり、仲間に出迎えられた。奪還直後にも関わらず、千葉の仲間を中心に多くの仲間が駆けつけ奪還勝利集会がかちとられた。仲間が続々と結集する中、獄内外の闘いの健闘を讃え合った。弾圧の怒り冷めやらないA君は、「職場闘争の実践で、受けた弾圧は倍にして返す」と決意を明らかにした。A君は完全黙秘・非転向の闘いの中で、一日一日鍛え上げられ、勝利者として、よりたくましくなって仲間の元に戻ってきた。権力の弾圧は完全に墓穴となった。
今回の弾圧の性格は鮮明だ。2000万青年労働者が、この腐った社会のあり方に対し、闘いを開始していることそのものへの弾圧だ。A君は、非正規職の現場で原則的に労働組合をつくり、偽装請負を摘発し、解雇を撤回させてきた。この闘いの渦中で分会をつくり、賃上げをかちとり、非正規職闘争の先端的闘いを前進させてきた。
だからこそ、A君への弾圧は熾烈を極めた。権力のデッチあげた「電磁的公正証書原本不実記録」を口実とするデッチあげは、低賃金ながらも必死に青年が生きようとすることそのものを叩きつぶす弾圧だった。長時間にわたる取調べ、家族をも恫喝した転向強要など、警察権力はありとあらゆることを行いA君の闘いをつぶそうとしてきた。この弾圧を獄内外の団結した仲間の力で見事に粉砕し、奪い返した。
A君奪還の闘いの中で、全国の青年が自分のことのように怒り、A君への激励のメッセージやカンパが実に多くの仲間から寄せられた。千葉地裁前の宣伝活動では、千葉県警の汚職事件もあわせて一つの怒りとなって、権力に痛打を与えた。何よりA君とちば合同労組の仲間の揺るぎない団結の力が、奪還をかちとる決定的な力となった。
特筆すべきは、A君が獄にとらわれながらも、今春闘の団体交渉では、「時給10円の引き上げ」や「期限の定めのない雇用契約」をかちとったことだ。まさに権力の弾圧によって職場の闘いは大前進し、団結はより打ち固められた。A君奪還の勝利をもって、「闘えば勝てる」という新たな青年の闘いのうねりがつくられた。この闘いで得た勝利的教訓と団結の力で、6・10国鉄闘争全国集会の大成功をかちとろう。(GD)
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