ベストライフ闘争報告集会が大成功、医療・福祉の現状に怒り
4月5日、都内で「ベストライフ闘争報告集会」を開催し地域の労働者、医療・福祉の仲間35名が集まり大成功しました。集まった仲間はみんな医療・福祉の現状に怒りを込めて発言し、しかも一人でも労働組合に入って闘えば職場を変えることができると、確信を持って発言しました。
合同労組のホームページを見て他職場から新しい労働者が参加しました。「未払い残業代請求などの闘いを見て、労働組合は必要なのだと現場労働者に思ってもらえるようになった」などの報告がありました。ほんとに元気づけられました。
福祉職場の現実は新自由主義そのものです。私の勤務する有料老人ホーム・ベストライフでは、人員不足で超多忙でありながら低賃金で極限的な労働強化を強いています。ひとたび事故やミスが起これば、すべて労働者の責任にされます。もう我慢も限界です。
私に対する退職強要を契機に合同労組の分会を立ち上げ、闘いに立ち上がりました。初めての団体交渉で退職強要をハネ返し、人員不足・低賃金に対して交渉を積み重ねてきました。介護労働者の処遇改善のための国の補助金をめぐっても、不誠実な団交を繰り返す会社を追及し、ようやく一時金の支給を勝ちとりました。
しかしサービス残業を拒否して、未払い残業代を追及したところ、会社は業務に時間がかかったこと、失敗などを「就業規則違反」だとして10項目もあげ、「処分」恫喝で闘いを抑え込もうとしました。私はこの攻撃を労働組合つぶしとしてとらえ、断固反撃を開始しました。
今回、何よりも医療福祉労働者の新たな団結ができたことです。とりわけ、福祉職場では職員は減らされている、有休がとりにくい、隣の労働者が次々辞めていく等、状況はどこも変わらないと思います。このような福祉職場のなかで新しい労働者と団結が始まったことはとても大きいことです。その上で現場での更なる団結を広げることが課題です。多くの仲間と団結できるよう、今の社会を根底から変えていけるよう頑張ります。(東京福祉労働者 S・T)
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