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星野面会・手紙国賠、早期結審策動を弾劾、徳島刑務所の責任徹底的追及へ

20130418b-1.jpg 4月12日、東京地裁民事第38部(谷口豊裁判長)において、面会・手紙国賠第7回裁判が開かれた。裁判に先立って、星野・再審連絡会議は星野暁子さんを先頭に裁判所前街宣を行った。迎賓館・横田裁判の完全無罪を勝ち取る会の街宣と一緒になり、ともに裁判所を徹底弾劾した。裁判所前は、裁判所が大企業や行政の側に立って、人権を無視抹殺していることへの怒りがあふれている。警視庁の公安刑事が15人も弾圧に来たが、われわれと労働者階級の怒りの前にまったく手だしできなかった。 

 街宣の後、20人を超える原告・傍聴者は裁判に臨んだ。 
20130418b-2  今回から代わった谷口裁判長は、「双方の準備書面によって事実関係ははっきりしてきた」と、事実調べを行わないまま早期結審を行う意向を示した。
  とんでもない! 徳島刑務所が行った面会拒否と手紙墨塗りの違法・不当性を明らかにし、その責任を追及するのはこれからだ。西村正治弁護士は、「問題はまだある。事実関係について証人申請を行う予定だ」と真っ向から反論した。さらに、2010年3月に星野暁子さんが出した手紙のうち徳島刑務所が墨塗りした全文を「準備書面(5)」として提出した。徳島刑務所は、2・5徳島刑務所包囲デモがいかに感動的であったかを書いた部分を墨塗りして抹消したのだ。
  被告・国は「準備書面(4)」を提出して、事実審理を行わないままの「門前払い」を要求した。
20130418b-3.jpg  面会・手紙国賠は、10年以降続いた友人面会不許可、暁子さんの面会不許可、暁子さんの手紙の墨塗りが、星野同志の人間的尊厳と権利を侵害するもので違憲・違法であることを弾劾するものだ。徳島刑務所は、06年以来の94人との友人面会が、獄壁を実質的に打ち破り、星野同志と労働者階級との団結を強化・拡大してきたことに恐怖し、突然面会拒否してきた。もとより合理的理由などどこにもない。暁子さんの面会拒否や手紙の墨ぬりに至っては言語道断である。新自由主義は、刑務所においても、受刑者の安全や権利をないがしろにし、管理と弾圧を強化している。受刑者も人間だ。獄外の友人との面会が保障されて当然なのだ。
 面会・手紙国賠は重要な局面を迎えた。被告・国と裁判所の早期結審策動を打ち破り、徳島刑務所の責任を徹底的に追及しよう。面会拒否・手紙墨塗りを実行した者たちを証人として法廷に引きずり出そう。
  徳島刑務所の攻撃を許さず、38年間も獄中で闘いぬく星野同志の権利と生命を守りぬこう。自由な友人面会をかちとろう。
  次回裁判は、6月14日(金)午後1時半、705号法廷。 傍聴闘争に集まろう!
 

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