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動労総連合が大会 2012年の決戦方針打ち立てる

s20111214k-1.jpg 動労総連合は12月11、12日、DC会館で第26回定期全国大会を開いた。大震災情勢下、動労総連合は2011年、各単組とも激闘に次ぐ激闘を貫いてきた。大会で動労総連合は、2011年の闘いを総括し、組織拡大を軸とする2012年の決戦方針を確立した。
 冒頭、君塚正治委員長(動労千葉)があいさつに立ち、「3・11と原発事故で情勢は一変した。震災も原発事故も人災だ。政府の『復興プラン』は、被災地に資本が入って資本がもうけるということだ。労基法も無視している。労働組合の復権が求められている」と提起した。さらに、JRを巡る情勢について、「昨年の4・9政治和解に対し国鉄闘争全国運動を立ち上げ、これに全体重をかけて闘ってきた。動労総連合は国鉄闘争全国運動を軸に闘っていく」と強調し、「動労総連合は、外注化に対して偽装請負告発の闘いを含め、めいっぱいの闘いをしてきた。会社は来年4月の全面外注化を狙っているが、これを絶対に止める」と宣言して、12春闘について「外注化とともに新人事・賃金制度が焦点になる。労組の復権をかけベア獲得へきっちり闘う」と述べ、最大の課題である組織拡大について「組織の存亡をかけた闘いだ。闘いの中で組織拡大を」と提起した。 

 経過報告を石井真一副委員長(動労水戸)が行い、川崎昌浩書記長(動労千葉)が運動方針案を提起。①1047名解雇撤回に向け国鉄闘争全国運動を全国の職場・地域に拡大する、②外注化阻止・基地統廃合粉砕、運転士登用差別粉砕、ライフサイクル制度撤廃、65歳まで働き続けることのできる労働条件確立を軸に、JR大再編情勢に全力で立ち向かう、③反合運転保安闘争と組織拡大の一体的な前進、④ストライキの復権をかけて12春闘を闘う、⑤反原発・反失業闘争と闘う労働組合の全国ネットワークの本格的発展をかちとる、⑥組織拡大に全単組・全組合員の総決起をかちとる--という闘いの課題を鮮明にした。
 これを受け、活発な討論がかわされた。発言の口火を切った動労西日本の山田和広代議員は、自らにかけられた雇い止め解雇を撤回させ、すべての非正規職撤廃へ闘う決意を述べた。動労水戸の代議員は、被曝労働の強制と闘う中で青年労働者の加入をかちとったことを総括し、青年に彼ら自身が労働組合の主体であることを伝えることが重要だと強調した。動労連帯高崎の代議員は、偽装請負告発の闘いについて報告し、組織拡大に地道に取り組むと語った。動労千葉の代議員は、京葉車両センターでの外注化阻止闘争の現状や、基地統廃合阻止に向けて今現在も指名ストライキが闘われていることを報告し、「反合運転保安闘争がわれわれの基軸」「平成採の獲得こそが外注化を止める」と訴えた。
 総括答弁に立った君塚委員長は、「青年の組織化は数年越しの闘いになる。東労組の崩壊が進んでいる中、組織の存亡をかけ強力に打って出よう」と熱く訴えた。
 大会は、満場一致で運動方針を採択し、スト権を確立して、2012年の決戦態勢を打ち立てた。(東京・K) 

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