広島県労組交流センター定期総会、4月スト貫徹、5・1メーデーへ総決起態勢
4月6日、広島県労組交流センターの2013年度定期総会が開催された。3月決戦の地平を引き継ぎ、4月ストライキ貫徹、5・1メーデーへ向けての総決起の場として総会は実現された。
冒頭、3年にわたる弾圧との闘いの勝利者として出獄してきた中山草津病院支部委員長が「弾圧には組織拡大・団結強化で応えます。第2幕の始まりです」と、断固たる出獄のあいさつを行い、熱烈な拍手がわきおこった。
自治体の青年労働者を議長に選出の後、大江照己動労西日本委員長が、動労千葉とともに闘った3月ストライキについて勝利感あふれる特別報告を行い、「4月にもストを配置して闘う」と決意を述べた。
議事に入り、植野定雄事務局長が議案を提起した。「ひとりの決起が全情勢を変えていく。交流センターが4月スト情勢を切り開く活動家集団に飛躍しよう。公務員に対する激しい賃下げは全労働者にかけられた攻撃だ。全労働者とりわけ青年労働者の怒りを組織し4月スト貫徹へ。さらに動労千葉の呼びかけにこたえ5・1メーデーを広島でも闘い、6・9国鉄集会の大結集へ」と鮮明な提起が行われた。
続いて広島で3月決戦を先頭で闘い、4月スト情勢をけん引する3つの拠点職場からの報告が行われた。まず、4・26自治労統一スト貫徹へ闘う自治体部会の労働者が、7・8%賃下げは全労働者への攻撃だとして、共に立ちあがることを呼びかけた。中山委員長を奪還した広島連帯ユニオン・草津病院支部からは、「反合・運転保安闘争路線を医療職場に確立し、重大事故が相次ぐ草津病院に労働者の団結を作り出していく」と発言があった。広島県地域保健医療推進機構での3月末雇い止めを粉砕したユニオン・推進機構支部は、職場の闘いを地域共闘へ発展させていくと述べた。
討論の冒頭、学習塾で働く非正規の青年労働者が発言に立った。「連帯ユニオンの組合員通知を行なって団交を開始した。会社は仕事外しをしてきたが、それは資本が弱味を見せたということだ。徹底的に闘う。さらに地域も組織したい」と生き生きと自己解放的に闘う決意を表明した。その後、広大生協労組、高陽第一診療所労組などから発言が続いた。
2013年、広島県交流労組センターの組織的飛躍をかけ、引き続き任務を担っていく執行部が承認され、森実智恵美運営委員が「4月ストへ総決起を」とまとめの提起を行い、「団結がんばろう!」で熱気に包まれる中総会は終了した。
広島交流センターは、総会の成功を受け4月スト情勢を切り開く闘いにただちに打って出た。4月8日に行われた、連合広島官公部門連絡会主催の県庁前10000人集会へ広島交流センターは15名の部隊で登場し大情宣活動を行なった。集会へ結集してくる組合員は、「スト貫徹、賃下げ阻止」と大書したビラをどんどん受け取る。青年も多い。「絶対許せない」「ストライキやりたいですね」と表明しながら解雇撤回・JR復帰署名にも続々と応じ、1時間半で80筆が集まった。会場で『前進』を広げて読む組合員も。集会ではストについて一切触れなかったが、現場には怒りと闘いの意欲が充満している。広島県労組交流センターは、この怒りを解き放つために職場で、地域で総力で決起する。(投稿・広島県労働組合交流センター・A)
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