5・1新潟メーデー 春闘ストライキに立った4人が報告
動労総連合・新潟と新潟地域一般ユニオンの呼びかけで行われた5・1新潟メーデーは、新潟駅前の公園に38人が結集して集会とデモが闘われた。JRのグループ会社の青年組合員が開会宣言を行い、はじめに16春闘でストライキに立った4人から報告があった。
JRの駅でストに立った星野文雄委員長が「新潟で運動を広げてストライキを拡大していこう」と呼びかけ、JP職場の地域一般組合員は「私がストをやったのは自分のためだけでなく、全世界のために闘ったのだと思っている」と発言。JR貨物の杉野彰書記長は「長時間の残業、人員不足、分断によって正社員が職場を去っていく。こんな会社にしたのは分割・民営化だ」と、新潟地域一般労組の鰕名一男委員長は「26年間ずっと非正規でやってきた。自分が声を上げることで、地域に反響を呼びおこした。今後は団交で要求を突きつけていく」と、それぞれから力強い発言があった。
NTS(新潟鉄道サービス)解雇撤回を闘う八代和幸組合員は「会社は先日の2回目の団交で、解雇の理由として、私の試用期間中の仕事のミスをあげつらった。こんな解雇は不当であり、会社に責任がある。この間の会社の対応は不誠実であり、労働委員会への申し立てを準備している」と闘う決意を述べた。
集会の「メーデー宣言」を地域一般の青年の組合員が読み上げた後、職場で闘う仲間から、JRグループ労働者の組合員と、新たに地域一般に加入したJP職場の労働者からの発言があり、さらに、新潟・星野文昭さんに連帯する会、百万人署名運動・新潟県推進委員会、NAZENにいがたから、ともに闘う決意が述べられた。国鉄闘争全国運動・新潟からは「国鉄新署名が、29日の連合メーデー、今日の総がかりメーデーの2日間で500筆集まり、これまでで1000筆を越えた」と報告され、国鉄闘争への支持の広がりが確認された。
まとめと行動提起の後、団結ガンバローで締めくくり、デモに出発した。「格差と貧困を打ち破ろう」「解雇を撤回させるぞ」「郵便局はパワハラをやめろ」「柏崎刈羽原発の再稼働を許さないぞ」「資本主義を終わらせよう」など、青年たち中心にシュプレヒコールで訴え、駅前から街中を通り歩いた。デモは大きな注目を集め、飛び入りで参加した女性も現れた。今回のメーデーは、新潟から闘う労働運動をよみがえらせ、ゼネストを展望していく闘いとして勝ち取られた。(新潟・Y)
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