動労西日本 五日市駅で第4波スト 不当配転撤回へ闘いを継続
動労西日本は8月5日、山陽本線五日市駅を拠点に「不当配転粉砕! 三江線廃止絶対反対」を掲げ、7月28日の第3波ストライキに続く第4波ストライキを敢行した。午前10時30分、大江照己委員長がスト通告をし、五日市駅北口でスト突入集会を始めた。仲間のシュプレヒコールで、ストに突入した岡崎昭夫執行委員を迎えた。
最初に岡崎執行委員が「第4波ストライキ宣言」を読み上げた。「トウジェン(闘争)!」であいさつし、「すべてを資本の手から労働者の手に奪い取る以外に労働者人民は生きていけません。団結して闘えば勝てるのです。全世界の労働者の巨大な国際連帯が始まっています。全世界で解放を求めゼネラルストライキ、デモを闘う労働者階級人民と結びつこう。国際連帯でプロレタリア革命を切り開こう」と、勝利まで闘う決意を表明した。韓国・大邱(テグ)から来日したソンソ工団労組のパクギホン副委員長とキムヒジョンさん、動労神奈川の桑原豪臣副委員長、広島連帯ユニオンの仲間からアピールを受け、大江委員長が団結ガンバローで集会をまとめた。
■広島支社前で弾劾行動に立つ
正午、スト突入集会の熱気を持って、JR西日本広島支社前に登場した。動労西日本の近畿支部と米子支部、自治労倉敷、さらに全国から駆けつけた仲間が合流した。JRを徹底弾劾し、JR関連職場で働く労働者に呼びかけた。岡崎執行委員の宣言に続き、徳島医療福祉労組の元木智之委員長、動労水戸の高野安雄副委員長がともに闘う決意を述べた。
広島印刷事業所廃止絶対反対の10カ月間にわたる闘いは、全員解雇・強制出向を完全に粉砕した。JR連合・JR総連の裏切りを許さず、動労西日本と職場の仲間の決起で勝利したのだ。
国鉄分割・民営化以来、JR西日本の合理化施策が現場労働者の反撃で挫折に追い込まれるのは初めてだ。闘えば勝てる展望が示された。
動労西日本の闘いに追い詰められたJR西日本は、印刷事業所の廃止を強行し、岡崎執行委員を五日市駅へ不当配転した。だが、印刷事業所廃止の全面白紙撤回と不当労働行為粉砕の闘いは、より大きな追撃戦に発展した。8・5ストはその第1弾だ。
JRが狙う全面外注化・総非正規職化・ローカル線切捨ての「第2の分割・民営化」粉砕へ、闘いはこれからだ。
8・6ヒロシマ大行動の先陣を切った8・5ストの意義は絶大だ。動労西日本は、岡崎執行委員の不当配転を粉砕し、JR体制を打倒するまで闘い続ける。(動労西日本書記長・山田和広)
【写真は】岡崎昭夫執行委員(手前左)の配点先であるJR五日市駅の北口でスト突入集会。韓国・ソンソ工団労組の2人も合流(8月5日)
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