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反戦掲げ更生病院でストライキ 相模更生会従業員組合

委員長の雇い止め許さない

荒井素子委員長が経営を弾劾しストに突入(3月14日 相模原市)

3月14日、神奈川県相模原市にある総合相模更生病院で相模更生会従業員組合がストライキを決行しました。なんと病院は、荒井素子委員長を辞めさせるために、今年度だけ、看護助手だけ、定年後再雇用1年以上の職員だけ一律に雇い止めを強行したのです。明らかな不当労働行為です。

当日は晴天でビラの受け取りは上々。組合員に加えて各地で闘う医療労働者や合同労組、婦人民主クラブ全国協議会、家族も病院前にかけつけ、30人でスト突入集会を行いました。「患者の命を守る職場でルールを変えて私を解雇する。こんな病院許せるか! 病院も悪いが国も悪い。戦争のために医療予算を削っているのが今の日本政府だ」と荒井委員長が呼びかけます。
3年前に不正医療とハラスメントを告発して闘ってきたN組合員も「みんなで声を上げないと病院は変わらない、人手不足も変わらない。組合に入り、力を合わせ変えていこう」とアピール。窓ごしに、職員も患者さんもうれしそうに手を振ってくれました。
集会中、数々の不当労働行為をしてきた事務長が「患者からクレームが来ている」などと文句を言ってきましたが、組合員が突撃し「事務長こそストの原因。あなたこそみんなの前に出てきて話をしなさい」と猛然と追及しました。

米軍相模補給廠へデモに立つ

集会後には病院前から、隣接する米軍相模総合補給廠(しょう)の西門まで反戦デモを行いました。病院前でビラを配布していると、補給廠に米兵と自衛隊が入っていきます。県内では民間病院が自衛隊の演習に使われています。

医療労働者こそ、人の命を軽んじる病院内の不正も戦争も許してはいけない。反戦春闘ストライキは、これまでのあり方からすると飛躍でしたが、やってみると爽快でした。デモ後、婦民会館での交流会でみんなで食べたおにぎりは最高においしかったです。
(相模更生会従業員組合書記・川添望)

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