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東京北部 精研ストの熱気受け 戦争切迫下で闘いの決意

20160310f-1.jpg 3月4日夜、精研労組の春闘ストの勢いをかって東京北部春闘集会が豊島区民センターで開催され、54人が参加した。「とめよう!戦争への道・百万人署名運動東京北部連絡会」の五條敦代表のあいさつに続き、全学連の学生が京大スト弾圧弾劾の特別アピールを行い、多くのカンパが寄せられた。
 特別報告として、日本機械工業労組の山口弘宣書記長が「規制緩和も民営化も職場で起こる。東京にストライキをよみがえらせよう」と精研労組ストへの連帯表明を行った。東京西部ユニオン・鈴木コンクリート工業分会は新就業規則での解雇・賃下げと闘うとともに「安倍と闘う新しい労働者の政党をつくろう」と鈴木たつお参院選への決起を呼びかけた。

 精研労組青年部書記長が基調報告。朝鮮侵略戦争の急切迫下で春闘を闘う意義を提起。「総非正規職化を狙う安倍に対して『生きさせろ!』の闘いを」「軽井沢バス事故やアミーユ川崎幸町の転落死事件、『保育園落ちた、日本死ね!』の現実をつくってきた張本人こそ安倍だ」「現場で『もうこんな労働では事故が起こる』と声を上げることでしか事故を防ぐことはできない。労働者が団結して闘えば法律さえも越えられることを示そう!」と熱く訴えた。
 自治体労働者は、戦争情勢の中で組合の反動的転換が起こっているとし労働組合をつくり替えると述べた。郵政労働者は、郵便内務の大合理化を暴露し「人がいないから翌日も働けと言うような当局はボコボコにしてやりたい」と発言。「日の丸・君が代」不起立を闘う教育労働者からメッセージが寄せられた。
 東京北部ユニオン・コンドルタクシー分会は、軽井沢バス事故を「日本のセウォル号事件だ」と断じ、国鉄闘争を闘い自家用車「ライドシェア」の白タク合法化策動にストを対置し闘おうと訴えた。アミーユ支部は、最低限の人員配置で一切の矛盾を労働者に押しつけてきたメッセージ資本こそが転落死事故の張本人だと弾劾し「介護現場の労働環境を変えるのは私たち自身の闘いだ」と呼びかけた。保育の民営化の先端をいくベビーシッター会社「エスク」での賃金遅配に対して11回の団交を重ねて組合員を拡大している「たみとや」分会、経営交代による労働条件変更を迎え撃つ一陽会労組からの決意表明に会場は大いに沸いた。
 福島原発事故と再稼働を告発する詩が朗読され3・11郡山の結集を誓った。東京一般労組東京音楽大学分会の高橋浩さんが「すべてが改憲・戦争との闘い。上部団体の違いを超え職場・地域で団結しよう」とまとめた。
 東京北部の労働者は春闘を闘い、動労総連合・東京建設を全力で闘い抜く。(東京北部労組交流センター・K)

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