東京南部 総連合・東京へ 闘いの出発点切り開く
3月4日、大田区で40人近い結集で南部労働者集会をかちとった(写真)。事前に実行委員会を持ち、ビラや当日の進め方、主旨などを議論した。朝鮮情勢の緊迫下、集会は韓国・民主労総のDVDから開始。民主労総は1970年、17歳のチョンテイル氏による「労組法守れ」の怒りの焼身抗議から始まったと言える。あまりに若いその映像に心が痛んだ。
司会の東京南部労組交流センター役員が、昨年9月の労働者派遣法改悪で全職種に派遣が広げられ「一生非正規」の攻撃を安倍が開始したと弾劾。JR労働者が主催者あいさつとして、①国鉄新署名への決起、②CTS(千葉鉄道サービス)による雇用形態改悪への動労千葉の絶対反対スト支援、③動労総連合全国組織への結集を訴えた。
タクシ―、JR、自治体、教労、JR関連職場など、各産別から数人ずつが前に出て発言を行った。なんぶユニオンへの期待や職場の攻撃との闘いなど現場実態の生の声が出され、南部として今後の闘いの出発点を形成するものになった。特にJR本体と関連職場での解雇撤回闘争は、動労総連合・東京形成の出発点となると言える。各産別で数人いればフラクをつくる展望も開けることが鮮明になった。
鈴木たつお弁護士から「新しい労働者党をつくろう」と題した講演が行われた。7日からの米韓合同軍事演習下、京大学生ストや関西合同労組の逮捕に見られる弾圧への反撃の重要性。追い詰められているのは安倍であること。内閣の不祥事や「経済で勝負」と言いながら失敗したアベノミクス。日本共産党に代わる労働者党建設の意義と7月選挙出馬の決意が出され、全員で選挙決戦への意思一致がなされた。
学生代表から京大ストに対する6人逮捕弾圧への怒りの報告がされ、次々とカンパが集まった。
NAZEN品川から3・11郡山結集が呼びかけられ、沖縄労働者から合同労組の闘いの決定的意義がアピールされた。
国鉄闘争100万人支援陣形の労働者に新署名運動で切り込み組織化するためにも、JR職場の拠点化と合同労組の闘いがカギだ。今日の集会で南部一丸となった職場闘争、組合建設に向けた団結形成の突破口が切り開かれた。労働者の怒りは満ちている。問題はそうした怒りを闘う団結へ組織できるかどうかだ。まとめと行動方針提起、団結ガンバロウで集会は締めくくられた。(東京南部・如月しおり)
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