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精研労組が春闘スト  「派遣・パートを正規にしろ」「大幅賃上げ」掲げ

20160310g-1.jpg 3月4日、東京北部にある東京武蔵野病院・精研労組(精神医学研究所附属東京武蔵野病院労働組合)は、経営側の春闘低額回答に抗議して2人の指名ストライキを決行し、昼休みの集会と病院内デモ、人事部への申し入れを行った。
 昼休みになると、白衣を着た組合員が続々と集まり、組合事務所はいっぱいになった。

諸永政廣委員長が闘争の意義を提起した。「何年も定昇だけで賃上げがない。今日のストライキを始まりとして、絶対に賃上げをかちとろう」「そして『派遣・パートを無条20160310g-2.jpg件で正規にしろ』を掲げて闘う。この間、人員不足を追及する中で、経営に『派遣法に従って3年でクビを切ります』と居直らせず、直接雇用となれる可能性をつかんだ。安倍が派遣法を改悪し、『同一労働同一賃金』と称しながら8時間労働制を解体しようとしている。労働者が団結し、職場で闘えば絶対に勝利できる」
 スト突入者の決意を受け、「賃金をあげろ!」「春闘勝利!」とコールをあげながら病院内デモを敢行し、管理棟前に登場した。組合代表団が申入書を持って人事課に向かったが、事前に通告していたにもかかわらず人事課はもぬけの殻で、経営側は逃亡を決め込んだ。全体で怒りのシュプレヒコールをたたきつけた。
 組合事務所に戻って、再度の集会を行った。勤務時間の異なる看護部、栄養科などの組合員が波状的に集まり、活発に意見交換をした。昼休みの一連の行動には、のべ53人が参加した。精研労組を先頭に、東京北部の労働者は16春闘を全力で闘い抜き、3・11反原発福島行動から、JR東日本本社抗議&デモの3・13春闘行動に攻め上る。(東京北部労組交流センター・K)

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