3・14自治労統一行動 大阪市役所前で早朝街宣
大阪では3・14自治労統一行動として、橋下打倒集会実行委員会が大阪市役所前での早朝街頭宣伝に立ち、青年労働者が「労働者の団結した力で世の中を変えよう」と訴えた。港合同の青年労働者も参加し、政治活動制限条例と対決しながら、出勤する労働者との合流をかちとった。以下は、大阪市の青年労働者の発言。
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この1年間、全国の自治体労働者は4・26スト方針をかちとり、民営化に反対する労働組合をよみがえらせる闘いを継続・拡大してきました。その力が橋下を打倒し安倍の一斉賃下げを破綻に追い込んできたのです。
橋下の大阪都構想とはすべてを民営化・外注化し、ブラック企業にしていくものです。市バスの現場で2ケタの労働者が自殺し斎場でも自殺者が出ている。みなさんの職場でも同じことが起きている。悔しい思いをして涙をのんで働いているのが私たちの現実です。
橋下市長の最大の狙いは一貫して労働組合の破壊でした。就任当初に大阪市労連委員長に土下座に近い謝罪をさせました。これは国を挙げて労組を破壊する国鉄分割・民営化と同じ攻撃です。
しかし、国鉄分割・民営化によってJR北海道の事故がもたらされました。川崎駅の脱線事故が示すように、どの路線でどの電車が走っているのかさえ把握できないほど細切れに外注化してしまったのです。
大阪都構想の核心は、外注化・民営化を全職場に適用していくということです。橋下が民間委託した選択制給食に虫・髪の毛・輪ゴムの混入が59件も発見されたと報道されています。超低賃金で働かせて事故が起きることは目に見えています。保育所で子どもがバタバタと死に、市バスや地下鉄が次々炎上するような社会にしていいのか。
すでに、要員削減によって職場は回らない、賃金は下がる。やってられないと誰もが思っています。この状況は始まったばかり、闘えば必ず道は切り開かれます。
私たちは4・26スト、入れ墨処分との闘い、組合活動アンケートに対する現場からの反撃を通じて、労働組合がきちんと闘えば必ず勝てるということをつかんできました。七つも不当労働行為を認定された市長などいない。こんなやつにトップを担う資格はありません。われわれの闘いが切り開いた地平です。
反撃はここからです。状況を変えるのは選挙ではなく労働者の団結した力です。春闘を契機にあらゆる職場から反撃を開始し、労働組合の力で世の中を変えましょう。(S)
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