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埼玉 不当捜索に反撃 デモに飛び入り参加続々

20160308c-1.JPG 不当捜索から2日後の2月28日、埼玉労組交流センターと一般合同労組さいたまユニオンは大宮で春闘集会を開催した。
 冒頭に特別報告として、昨年9月5日にNAZENさいたまが行った楢葉町視察ツアーを「道路運送法違反」とする計4か所の家宅捜索が、いかにデタラメな弾圧であるかが、立ち会った仲間から報告された。

 さいたまユニオンの田畑典保委員長が基調を提起した。「今回の不当弾圧の中に、朝鮮侵略戦争前夜という時代が明らかになっている」と、安倍政権の危機の深さを訴えた。実践的結論は、動労連帯の組織拡大、国鉄解雇撤回署名運動の全面的展開、3・11福島現地闘争への総結集、3月春闘などの闘いを組織拡大を総括軸に闘うことにあると提起した。
 動労連帯高崎の漆原芳郎委員長代理が、出向無効確認訴訟の現状と籠原での安全崩壊の現実を報告、3月春闘の方針と決意を述べた。木村洋一書記長は、「動労連帯の迫力の前に不当労働行為ができない力関係にある」と勝利を確認し、組織拡大の決意を語った。
 加須市内の日立資本系列会社の工場閉鎖―配転・解雇攻撃と闘うさいたまユニオン組合員の民間争議、訪問介護職場で解雇攻撃と闘う介護労働者、非正規公務員の闘い、野崎興業分会の大型トラック労働者などの、激しい現場攻防の報告が続いた。
 まとめを労組交流センター代表の自治体労働者が提起。国鉄解雇撤回の新署名運動を訴えた。
 集会後、大宮駅周辺のデモに打って出た。弾圧のことを聞いたのか、乗用車から「負けるなよ!」と声がかかる。捜索を強行した埼玉県警公安3課は遠巻きに見ていたが、デモ隊の一員が近づき弾劾ビラを突きつけると、うろたえて「埼玉県警」の腕章を外した。
 「不当捜索を許さない! 押収物を返せ!」というコールに、デモ隊もびっくりするほど飛び入り参加者が相次ぎ、弾圧は完全に裏目に出た。
 大宮駅西口デッキまでのデモをやりぬき、連続する3月闘争、とりわけ3・11福島への総決起を誓いあった。

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