民営化反対!小池を倒そう 練馬で怒りのデモ
10月7日、「小池都政による民営化反対」「安倍政権たおそう」を掲げて東京北部地域の労働者は練馬駅前デモに立ち上がった。
小池百合子都知事は、築地市場問題の幕引き・豊洲移転強行のタイミングを図るとともに、都営交通の24時間化、保育の規制緩和など東京丸ごとの民営化を進めている。東京10区(豊島区と練馬区の一部)選出の衆院議員だった小池の地元である練馬から、小池打倒ののろしをあげようと、実行委員会での論議を重ねてきた。そして、保育の民営化と闘ってきた自治体労働者や、介護保険制度のもとでの劣悪な労働環境の中から自分たちで組合を立ち上げた介護労働者が先頭でデモに決起した。
「民営化反対!・小池を倒そう!」「利権と腐敗に・怒り爆発」「築地移転は絶対反対!」ノリのよい太鼓とコールに、練馬の街がひとつになった。商店街の塾帰りの小学生が一斉に手をあげてコールに唱和した。9月末に行った星野文昭練馬絵画展に来場した地元住民がボードをもってデモに加わった。「ネットを見て来た」という男性がカメラを撮りまくるなど、飛び入り参加も相次いだ。デモ後の交流会では、「11・6日比谷にも行きます」と声があがった。
都内で先陣を切っての小池打倒デモは、労働者住民と圧倒的に噛み合うことを実証した。日本共産党は「小池都政には是々非々」と事実上小池与党として後押ししている。この都議会の総翼賛状況を突き破り、小池のお膝元である練馬から労働者住民の火の手が大衆的にあがったことは決定的だ。労働組合の拠点建設と地域拠点化で、始まる前に戦争を止めることはできる。確信をもって11・6労働者集会の組織戦を猛然とやり抜こう。(K)
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