1. HOME
  2. ブログ
  3. 米子で国鉄集会 「動労西日本・米子支部」が鮮烈に登場

米子で国鉄集会 「動労西日本・米子支部」が鮮烈に登場

20151001a-1.jpg 9月23日、米子市文化ホールで国鉄集会が行われた。安保・戦争法をめぐる戦後史上最大の階級決戦の爆発と一体で、9・10動労福島結成-9・19動労総連合・新潟結成記念集会の成功を引き継ぎ、韓国民主労総のゼネスト決起と固く連帯して、「動労総連合を全国に!」の闘いをさらに猛然と前進させる集会として成功した。
 集会に先立つ9月17日、動労西日本は、JR米子・後藤総合車両所の門前ビラまき闘争を展開し、「動労西日本・米子支部」の登場を鮮烈にアピールした。支部長・鷲見貢さんと本部書記長・山田和広さんを先頭に、組合支部旗と大横断幕とノボリを押し立てて、出勤してくるGKK(JR後藤工場専属の外注会社)労働者に、共に団結して闘おうと訴えた。ビラの内容は、GKKやメンテックなど、外注会社・下請け・孫請けの現場の労働者の怒りの声をストレートに反映したものだ。弾圧に出てきた職制連中が、鷲見さん(元国労後藤車両所分会長)に睨まれてシュンとなったのを多くのGKK労働者が目撃し、顔なじみの山田書記長が一人ひとりに声をかけてビラを渡した。これは、地味な活動だがその中に「革命のヒドラ」が宿っている。外注会社の労働者が、あらゆる意味で、動労西日本に期待を寄せ、現状を打開したいと望んでいることに真っ向から応えることが党と労働組合の責務なのだ。

20151001a-2.jpg 23日当日は、動労西日本を先頭にJR米子駅前一帯に横断幕とノボリを林立させて街頭宣伝を行った。「闘いはこれからだ! 国鉄闘争を基軸に、ゼネストで安倍を倒そう」と訴えるビラがどんどん受け取られ、共感と期待の輪がかつてなく急速に広がっていることを実感した。
 集会は、冒頭から熱気に満ちて開始された。主催者を代表して、動労西日本米子支部の鷲見貢支部長が開会あいさつに立った。鷲見さんは「戦争か革命かを問う真に新しい情勢が始まった。今こそ、労働者階級の団結の力、ゼネストで、安倍を倒し、戦争を阻止しよう。2・1ゼネストを裏切った日共スターリン主義の新たな反革命を粉砕しよう。すべては動労総連合の全国的建設にかかっている。動労西日本・米子支部は、その拠点建設の先頭に立つ」と鮮明な決意を表明した。
 続いて、全学連の「国会闘争の記録」が放映された。連日、怒りに燃えて国会を包囲する巨万の労働者人民の最前線で闘う全学連の感動的勇姿に拍手と歓声が沸き起こった。警察と一体化したシールズ防衛隊の反革命襲撃に対しては、腹の底からの激しい怒りがたたきつけられた。
 ここで動労西日本の山田和広書記長が登壇して基調報告。実践的確信に満ちた格調高い内容で圧巻だった。山田さんは「すべてを生産し、動かしている労働者階級にこそ力があり、決定権がある。わたしたちが歴史を動かす」として、9月安保国会・国鉄決戦が切り開いた偉大な地平を総括し、11月1万人を超える大結集へ向けての階級的労働運動派の路線・方針を明快に提起した。その中で、「第2の分割・民営化」=全面外注化・総非正規化攻撃にのめり込むJR体制の瓦解(がかい)と安全崩壊の現状を鋭く暴き出した。
 とりわけJR米子支社管内の山陰本線(単線)旅客列車正面衝突寸前の重大事故(9月9日)や後藤総合車両所などの現場で頻発している事故・労災の実情を具体的に暴露した。その一切の原因は、JRの外注化、非正規化の攻撃にあり、JR本体とGKK(後藤工業=後藤総合車両所の外注会社)やメンテックなどの下請け、孫請けで労働者を分断し、無権利・低賃金の過重労働を強いていること、御用組合がその手先となっていることに激しい怒りが充満していることを、現場の生の声として報告した。ストライキで闘う動労西日本・米子支部建設が圧倒的に求められている情勢がここにある。
 集会後半の討論も、小さな組合で闘う仲間、百万人署名運動、NAZEN山陰、障害者解放を闘う仲間など、産別・職場・戦線の違いを超えて、動労総連合-動労西日本建設を共同の任務・使命として担うことが安倍打倒・戦争阻止、労働者自己解放への道であることを、お互いにしっかり確認できるものとなった。駆けつけてくれた広島連帯ユニオンの仲間と交流が深まったことも、地区の仲間にとっては大きな励ましとなった。
 最後に、動労千葉を支援する会・山陰の仲間が「動労西日本・米子支部建設にすべてをかけて、11月1万人結集へ、山陰から総決起しよう」と、討論のまとめと行動方針を提起して集会を終了した。

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

アーカイブ

月を選択