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高崎車両センターへのビラまきに、外注化への怒りの声続々!

 10月1日をもって、外注化阻止決戦は新たな段階に突入しています。10月10日、高崎車両センター籠原派出前のビラまきでは、ついに東労組の組合員さんから「みんなに配ります」と10枚のビラをもっていく人が出てきました。
 「ご苦労様です」と何度も頭を下げてビラを受け取る年配の組合員。別の駅でビラを受け取ったTTS(高崎鉄道サービス)の女性労働者も、「自分たちはいちばんきつい仕事をしているのに給料は安く(時給870円)、現場を何も知らない幹部はデタラメな計画をつくって高い給料をもらっている」と不満を語ってくれました。動労連帯高崎の決起が、怒りを次々に引き出していることを実感しました。 

 『前進』10月8日発行号2面で「(外注化阻止の闘いが)JR全体にまたたく間に伝播した。労働組合の枠は一挙に取り払われ、職場生産点に一つの団結が形成されるまったく新たな情勢が到来した」とありましたが、動労連帯高崎の決起が、新前橋車両センター職場にも広がっています。この職場が高崎車両センター本区です(籠原は派出)。
 この間の門前ビラまきに対して、東労組が浦和事件ティッシュ配りに十数人を動員してぶつけてきたり、動労連帯高崎が9月中旬に開催した「相談会」会場の同じフロアーに、東労組が当日になって「会議」を設定するという激突になっていました。ところが10月1日が近づき、外注化の内実の暴露が進むにつれて変化してきました。9月26日には、国労の組合員がわざわざ車を止めてビラを受け取り、「(動労連帯高崎の)漆原さんがんばってるねえ」と話しかけてきて、「俺が中でまいてやるよ」とビラをまとめてもっていきました。10月1日は東労組の組合員の中からも「おお、ついにストか!」「毎日ビラが変わっているんだな」という人も出てきました。
 10月3日には「自分も出向になった」という人が出てきて、「外注化になって、新前橋も作業着のこととかデタラメ。安全作業手順の説明もしようとしなかった」と話しかけてきました。そして今日は、ずっと以前にはビラまきに突っかかってきた東労組の青年がビラを受け取って「あんまり悪口を書かないで、一緒に反対しようって書いてくれませんか」と言ってきました。また、何人かが集まってきて、「千葉のスト破りに高崎から動員されているって聞いている」「籠原では東労組の青年が組合のいうことをきかないと聞こえてきている」「外注化で混乱して仕業が誘導までやらされている」と教えてくれました。 ビラまきを終えようとすると、勤務明けの青年が自販機に近づきながら小さな声で「出向から戻れないって本当ですか」と聞いてきました。缶コーヒーを買うわずかな時間の会話でしたが、青年たちが外注化阻止決戦を固唾を呑んで見守っていることを痛感しました。
 JR会社は、3年がかりの大合理化攻撃として検修業務外注化を強行しています。高崎車両センターの業務に関連して言えば、2014年東北縦貫線開通=東北線・高崎線・常磐線の東京駅乗り入れ(現在は上野駅)=東海道線合流をも機にして、出向者をすべて転籍(JRから解雇)にしようという大攻撃です。現在は「出向」になっているメンテナンス部門も一挙に転籍=解雇にしようとしている。まさに「第二の分割・民営化」の大攻撃です。これをのむために、東労組は10日・11日と出向者激励会を開いて、闘いの圧殺に躍起となっていますが、「出向者激励会は、帰って来るなと言う、出兵兵士壮行会と同じだ!」と言われています。開始された労働者の怒りの決起は、もう押し戻すことはできません。10月攻防を闘い抜き、11・4日比谷に怒りと希望を結集して、外注化を阻止しよう。(T) 

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