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解雇4カ年弾劾! ショーワ・ジェコー闘争やり抜く

20130501a-1.jpg 「職場をさんざんたらい回しにされた揚げ句、6カ月で解雇された。団交に応じて謝罪しろ!」
 4月26日昼過ぎ、埼玉県行田市富士見工業団地のホンダ系部品メーカー・ショーワ本社工場に4年前解雇された労働者の怒りの声が響きました。「非正規では生きられない! 派遣切りから4年/ショーワ・ジェコー弾劾行動」の開始です。呼びかけたのは、一般合同労組さいたまユニオンとJAM神奈川ジェコー労組を軸とする実行委員会。4年前、ショーワと同じく非正規労働者を解雇した同団地のトヨタ系部品メーカー・ジェコーへの怒りに燃えて、全国から延べ150人がかけつけ闘いました。 

 この日は自治労の「賃下げ絶対阻止!全国統一ストライキ闘争日」。さいたまユニオンは県下の加須市職や越谷市20130501a-2.jpg職に、関東の仲間は地元での支援・激励をやり抜いてショーワ本社前に登場し20130501a-3.jpgました。さいたまユニオンの田畑典保委員長は、ショーワ資本の不当労働行為救済申し立てを却下した昨年10月の中央労働委員会の決定と資本に忠誠を誓う体制内労組幹部を弾劾し、「全金本山34年、国鉄1047名解雇撤回27年の闘いに学んで勝利するまで闘う」という新たな戦闘宣言を発しました。そして工場内の労働者にユニオンへの結集を呼びかけました。
 工場包囲デモの後、屋内集会をかちとり、ただちにジェコー本社工場に向けたデモに出発しました。「派遣切りを許さないぞ! 組織を拡大するぞ!」「2%インフレ反対! 安倍政権打倒!」。国道沿いを工場から工場へ、赤旗を翻しコールを響かせて進むデモは壮観そのもの。ジェコー本社が近づくと20130501a-4.jpg一段とコールが高まりました。「7年間の夜勤20130501a-5.jpg強要を許さないぞ!  解雇を撤回しろ!」「労働者はともに闘おう!」。工場を包囲する初めてのデモに中で作業する労働者も注目し、手応え十分でした。
 門前でマイクを握ったジェコー労組の武田信義委員長は、ジェコー資本による09年の期間従業員92人の一斉解雇とそれに先立つ組合員を狙い撃ちした解雇の過程の不当労働行為の数々をきめ細かく暴き出しました。そして、解雇は「非正規労働者の正社員化要求に対する徹底的な妨害攻撃、人として当たり前の要求に対する侵害だ」と弾劾しました。解雇撤回を求めた訴訟での1月7日の反動判決(さいたま地裁)を徹底批判した上で、「労働組合の在り方も問われている」と核心を突き出しました。
 夜勤専属を5年間強制され解雇されたジェコー労組行田分会長は、日雇い派遣労働を強いられている現状を怒り込めて語り、解雇は「全国・全世界の労働者が許さない」と、団結して解雇撤回まで闘い抜く決意をたたきつけました。退勤する労働者に分会ニュースが手渡されました。
 この日の行動では、外注化阻止・非正規職撤廃へ3月ストを打ち抜いて4月自治労スト情勢を切り開いた動労千葉を始め、全金本山労組や3月ストに立った日本機械工業労組などの金属産別、東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会など各地の合同労組、郵政非正規ユニオンがともに闘いました。職場で資本と闘い鍛えられた労組が一堂に会し、自治労全国統一スト闘争と連帯して闘われた4・26ショーワ・ジェコー弾劾行動は、前日の学生運動に対する弾圧をはね返し、5~6月闘争への大きなステップとなりました。(さいたまユニオン・K) 

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