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動労総連合・新潟が大会 結成1年 組織拡大へ熱い討論

20160811b-1.jpg 7月30日、動労総連合・新潟の第3回定期大会が開催された。
 議長にはJRTM(JR東日本テクノロジー)の組合員が選出された。あいさつに立った星野文男委員長は「結成から1年。今の大恐慌と戦争の時代を象徴するような闘いの日々だった」と切り出した。そして、職場でJR資本と闘いながら、安倍政権が進める改憲・労働法制大改悪に絶対反対し、韓国・民主労総と動労千葉が呼びかける11月東京・ソウル・全世界共同行動への総力決起を訴えた。

 連帯のあいさつとして、新潟地域一般労働組合の鰕名(えびな)一男委員長は「私たちも疾風怒濤(しっぷうどとう)の1年であった」と語った。続いて、千葉・水戸・東京・神奈川・福島・北陸の動労総連合と新潟県内の自治労単組や全国農民会議から寄せられた熱いメッセージが紹介された。
 討論では、JR・NTS(JR新潟鉄道サービス)による非正規職解雇について「分割・民営化で組合が資本に物を言わなくなった。そのため資本が一方的に社員評価をやり、『仕事が遅い人、仕事の覚えが悪い人』を切ってよいという風潮が強まっている。多くの非正規職が泣く泣く辞めさせられている」「会社が得手勝手な物差しを作って人格を否定しているのは許せない」という怒りの声が上がった。
 傍聴していた地域一般労組の仲間も議長に発言を求め、「自己責任として辞めさせるのは許せない。八代組合員が踏みとどまっているのは希望の星」と述べた。
 またJRTMの組合員は「パワハラでノイローゼになりかけたが、組合のおかげで辞めなくてすんだ」「JRは子会社との関係を『水平分業』と言うが、『段違い平行棒』だ」「旧新津車両製作所を分社化して鉄道輸出をめざした車両製造事業の拡大は破綻した。それを取り繕うためのJ‐TREC(総合車両製作所)やJRTMの新たな再編合理化を狙っている」と報告した。
 その後、大会の全議案が採択され、スト権が確立された。2016年度の役員は全員再選され、最後に団結がんばろうで締めくくられた。
 今大会は、この1年の闘いの前進をしっかりと総括し、意気軒昂(いきけんこう)としてJR・NTS非正規職解雇撤回とJRTM再編合理化と闘うこと、改憲・労働法制大改悪阻止へ闘うこと、その中で組織拡大を実現していくことを確認した。
 大会直後の8月2日、新潟県労働委員会は、JR・NTS非正規職解雇撤回の不当労働行為救済申し立てに対して第1回調査を行った。次回は10月11日である。
(新潟 増田信一)

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