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11月集会1万結集に向けて3労組とともに関西国鉄集会

20151007c-1.JPG 10月2日、大阪浪速区民センターで220人の結集で国鉄闘争全国運動・関西の主催で関西国鉄集会を開催した。国鉄闘争を軸とした9月決戦の大勝利を確認し、大成功した。
 集会の開会あいさつと司会を関西合同労組の仲間が行い、動労西日本の原田隆司さんが基調報告を行った。安倍が強行成立させた戦争法案への闘いはこれからであり、この闘いで体制内の抑制を超えて、数百万単位の労働者階級の闘いへと発展している。「生きさせろ!」の決起に火がついた。この情勢を切り開いているのが国鉄決戦の地平である、動労総連合建設を前進させると宣言。民主労総のゼネストと連帯して朝鮮侵略戦争阻止の闘いを提起し、11月労働者集会への大結集が呼びかけた。

 特別報告として、10月1日に外注化粉砕、仕事と仲間を取り戻そうとストライキに決起した動労千葉の中村仁さんが発言した。6月30日に1047名解雇撤回闘争で最高裁の決定が出された。動労千葉は「闘いは何一つ終わっていない。これからだ」と確認し、9月9日はJR東に解雇撤回の申し入れを行い、JR東が申入れ書を受け取らざるを得ないところまで追い込んだと報告した。その背景には、千葉鉄道サービス(CTS)への組織拡大があり、動労総連合の全国化の最先頭にいる動労千葉の存在があるからだ。
 続いて特別報告。全日建関西生コン支部の武谷新吾書記次長は、戦争法案反対のストライキを打ち抜き、敵の攻撃が逆に労組の大再編を生み出していることを報告し、1047名解雇撤回闘争はストライキと大衆闘争で決着していく、そこに労働組合の再生の道があると断言した。
 決意表明として、動労西日本から東元さんと中西剛副委員長が発言した。東元さんは、広島印刷事業所廃止攻撃は組織破壊攻撃であり、断固粉砕していくと決意表明し、中西副委員長は、自身にかけられている解雇攻撃をストライキで跳ね返すと戦闘宣言を発し、御用組合の西労組から平成採の青年労働者の獲得を実現していくと語った。
 全国金属機械港合同の中村吉政委員長は、「JR資本が先頭となって労働条件の後退と安全の崩壊の先鞭(せんべん)をつけている。すべての労働者闘いの課題として国鉄闘争がある。資本から憎まれる労働組合でないと本物ではない。国会闘争の高揚は、安倍・橋下をとことん追い詰めている。反撃していこう」と呼びかけた。
 大阪市職の仲間は、大阪市で始まった2人の労働者への分限免職攻撃は全員解雇攻撃の先端であるが、橋下との闘いは現場労働者の団結で勝利できると発言。八尾北医療センター労組は、自主管理闘争10年の闘いは国鉄決戦そのものとしてあったと語り、高槻医療福祉労組は、組合がメインとなって地域で国鉄集会を開催することを表明。
 ス労自主からは門前ストライキ闘争の報告があり、関西合同労組は、動労西日本ストと一体で進む決意を表明した。日教組奈良市は、非正規職撤廃の闘いの前進と組合員にかけられた処分攻撃を粉砕したと報告した。
 全学連の学生は、今攻防中の弾圧はシールズ指導部の制動を打ち破って学生と大合流することへの反革命であり、今秋キャンパスでのストライキ闘争を表明した。
 最後にまとめを動労西日本の橘日出夫さんが行い、集会を締めくくった。11月1万大結集と安倍打倒のゼネストに向けて集会参加者は決意した。
    ◇
 集会の意義は第一に、11月労働者集会に向けて3労組陣形がより強固に団結した。戦争法案強行採決への労働者階級の根底からの決起が始まり、朝鮮侵略戦争阻止を掲げて、すべてを獲得する勢力はわれわれである。
 第二に、「国会闘争12万―全国100万」の情勢をつくり出しているのが、戦争・外注化・非正規職化攻撃と闘っている国鉄闘争であり、労働組合をめぐる攻防が一切の集約点になる。
 第三に、国際連帯とゼネストで戦争に突き進む新自由主義、この社会を転覆できる情勢が到来。階級的労働運動の発展に一切がかかっているこの時代を労働者の手でつかもう!
  (関西・朝霧広巳)

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