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職場・地域から安倍打倒をたおそう!と東京北部集会かちとる

20151007e-1.jpg 10月2日、「安倍を倒そう! 職場の闘いと地域の団結で戦争を止める! 東京北部集会」が池袋で開かれ、72人が集まった。戦争法案に怒りを燃やして国会前行動をたたかってきた労働者がチラシを見て「次は何か」を求めて駆けつけ、安倍打倒の熱気あふれる集会としてかちとられた。
 東京武蔵野病院精研労組青年部の司会で始まり、冒頭、全学連を先頭に国会正門前車道を解放する攻防と動労千葉を先頭とするストライキと民主労総ゼネストなどの映像に会場が沸いた。
 東京北部ユニオン吉崎委員長が「1%の連中のために戦争が行われ、労働者が解雇される新自由主義の社会を変えよう」と主催者あいさつ。止めよう!戦争への道百万人署名運動東京北部連絡会の五條代表が腐りきった国会内の状況を怒りを込めて弾劾した。

20151007e-2.JPG 精研労組の諸永委員長が基調報告を行った。「労働者民衆の『生きさせろ』の怒りが世界中を席巻し、決定的な社会変革を求めて立ち上がっている。30年間に及ぶ国鉄闘争で、ついに最高裁は国家的な不当労働行為を認めざるをえなくなった。2000万人もの非正規職労働者が生み出される社会の出発点がすべて間違いだったと認めさせた。国会前に生み出された根底的な怒りは、議会内や参院選挙で吸収されるものでは絶対にない。安倍と新自由主義に対する非和解の怒りが私たちの職場・地域にある。動労総連合建設を基軸に、職場からストライキで立ち上がり、戦争法絶対反対、安倍打倒の運動をつくりだそう」と提起した。
 前日、検修職場全組合員のストライキを貫徹した動労千葉の繁沢副委員長が満場の拍手を浴びて報告に立った。「10・1で青年がJRに戻ったが本来の仕事ができず賃下げを強制されている。仕事も人も取り戻すしかない。千葉の駅は半分が外注化されている。当局は秋葉原駅を外注化したら全部の駅でできると言っている。絶対に止めよう」と訴えた。
 動労水戸の外岡執行委員は、86年当時のビラを示しながら「国鉄分割・民営化の過程で国労組合員など200人が自殺に追い込まれる一方、動労本部が公労協を脱退。ふざけるなと動労水戸を結成した」と国鉄闘争の原点を語り、「闘いぬくことで組合が強化され、拡大する」「組織破壊攻撃には全力で反撃する」と階級的労働運動の核心点を提起した。
 東京西部ユニオン鈴コン分会の鈴木善弘さんは「非正規でも闘えば勝てる!」と故田口組合員の都労働委員会での解雇撤回勝利命令を報告し、「教育を使った戦争動員など、すでに戦争は始まっている。労働組合こそが先頭に立とう」と檄(げき)をとばした。
 集会の後半は、東京北部地域で闘ってきた労働者と地域住民のアピールだ。作業所つぶしの不当逮捕を打ち破った「オープンスペース街」と地域の仲間たち10人がずらりと並んでリレーアピール。障害者が「戦争と一体の弾圧は怖かったが、怒りをもち仲間を信じて通い続けた」。「街」職員が全学連の4人の仲間に対するデッチあげ弾圧を弾劾し、「必ず取り戻す」と宣言した。北区職労の仲間は、窓口業務の委託や児童館廃止絶対反対のうねりを報告し、「自治労がストをやったら戦争なんて絶対できない」と現場から闘いをつくりあげる決意を語った。
 満場の拍手を浴びて東京北部ユニオンアミーユ支部の仲間が登壇。支部長は冒頭、Sアミーユ川崎幸町での事故に対する声明を全国の仲間がビラ入れしてくれていることに謝辞を述べ、「メッセージは介護業界で売り上げ3位なのに労働者の年収では17位。劣悪な労働条件で勤続平均3・8年で辞めていく」と現場の状況を怒りを込めて報告。「会社の悪質な体質を暴き、闘ってていく」。支部書記長は「会社の見せかけの『理念』ぶっ壊していきたい。労働者はみな平等のはず。一緒に闘っていきましょう」と訴えた。
 これを受け、一陽会労働組合が反合理化安全闘争で「御用労組の化けの皮をはがす」と決意を述べた。青年労働者が動労千葉スト支援に駆けつけた報告を行い、動労総連合東京をつくって闘いたいと誓った。
 東京一般労組東京音楽大学分会の高橋分会長が、「〈戦争〉〈原発〉〈外注化・非正規化〉と安倍打倒で一致して実行委員会を作り、この地域で運動を前進させてきた。ここにもっと多くの人びとの結集を訴えよう」と締めくくり、団結ガンバローで11月集会への総決起を誓い合った。
 東京北部の労働者は職場と地域から安倍打倒のうねりをつくりだし、11・1への大結集に突き進む。(K)

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