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田中委員長迎え、杉並で「ストライキで戦争とめるぞ!安倍ぶっとばせ!」集会

20151007b-1.JPG 10月3日、杉並区内で「ストライキで戦争とめるぞ!安倍ぶっとばせ!10・3集会」が行われた。新たな参加者が目立つ。
 冒頭、全学連を先頭に闘った安保国会決戦のビデオが上映され、会場は一気に高揚に包まれた。集会でも全学連から内田しをりさんが特別報告。国会前逮捕の学生を奪還した数日後に4人の仲間がデッチあげ逮捕された。京大・東北大のストライキ貫徹で仲間を奪い返すと宣言し、救援カンパを訴えた。追いつめられているのは安倍政権と警察権力だ。「スパイ化工作許さない」ビラに皆が奮い立つ。

20151007b-2.JPG 開会のあいさつで国鉄闘争全国運動呼びかけ人の花輪不二男さんが「ビデオを見て若返った」と会場を沸かせ、「安倍を倒すために力を尽くしたい。鈴コン闘争の勝利を宣伝し、戦争への道をとめるゼネストの体制を作り上げていく闘いの一員になりたい」と決意を述べた。
 基調報告は、東京・西部ユニオン副委員長の北島邦彦さん。安保法制をめぐる国会闘争で議会制民主主義は1%の資本家の利害を貫徹するシステムということが暴かれた。戦争を阻む闘いの中心は職場だ。闘う労働組合を取り戻してストライキで戦争動員・戦争協力を阻止しよう。これを包んでともに行動する地域の民衆の団結をつくる。闘う労働組合再生の手段として、来年の参議院選挙情勢にも挑もう。激しい党派闘争に勝ちいて地域の拠点をつくり、1000万人とつながる団結をつくる闘いが11・1日比谷集会だと提起した。
 10・1ストライキをうち抜いたばかりの動労千葉の田中康宏委員長の講演を受けた。安保法制・戦争を20151007b-3.JPGめぐって社会のあり方、労働者の意識が変わり始めたことへの確信に立とう。戦争法案の強行は留め金をはずした。生きていけない現実。それを法律・議会の枠内に抑え込もうとしてきたが、これを突き破ったのが国会前での闘いだ。あらゆる人たちが闘いはこれからだと思っていることが決定的だ。動労千葉の国鉄解雇撤回闘争は最高裁で6・30に棄却決定が出たが闘いは終わっていない。すべてはこれからだ。不当労働行為を認めたなら解雇者を職場に戻せと闘う。JR資本はついに秋葉原駅さえ完全外注化を狙い、業務すべてを丸ごと外注化しようと、破たんと安全崩壊に突き進んでいるが、ストライキと組織拡大で追いつめる。動労総連合を全国につくる先頭に立つ。そして動労千葉の団結の秘訣(ひけつ)について、労働組合の可能性、労働者が団結した時の可能性を信じることだ。動労千葉の組合員は、国の誤った政策に立ち向かってきた。困難な時は必ず組合員が方向性を示してくれた。外注化・非正規化との闘いの中で徹底して職場の団結にかけてきたことが、外注先の2けたの労働者の組合加入に発展している。国際連帯もますます決定的になっている。田中委員長は11・1日比谷大結集を熱く訴えた。
 闘いの現場からの発言が勢いよく続いた。東京西部ユニオンアメアパ分会分会長は、3月に都労委で解雇撤回命令をかちとり7月に職場復帰した。国会闘争へは終電間際の電車で駆けつけた。職場の闘いは続いている。
 中野区職、東京西部労組交流センターの東京清掃労働者、児童館非常勤労働者、介護労働者、それぞれが国会闘争で転換を開始した具体的な職場の攻防で、動労総連合・東京建設と一体に日比谷への結集の流れをつくる決意が表明された。時代の動きと闘いが社会・職場の主人公は誰かを突き出している。
 星野暁子さん、全国水平同盟杉並支部、NAZEN杉並から、動労千葉・東京西部ユニオンと団結して闘って得た確信が出された。
 鈴コン分会書記長の吉本伸幸さんは、故田口組合員の解雇撤回をかちとった8月都労委命令履行を軸にストライキを構えて闘うと宣言した。
 最後に織田陽介さんが「安保国会が職場ならば、今は団交が決裂した状態、11月集会をゼネスト決意大会としてかちとろう。団結した力を拠点づくりに集中し、連日闘い抜いて11・1へ!」と行動提起し、参加した85人は意気をあげた。
(東京西部・飯野依子)

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