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新潟地域一般労働組合 反動をはねのけて2職場で春闘スト貫徹

20170327b-1.JPG 新潟地域一般労働組合は、3月23日、2事業所で17春闘のストライキを打ち抜きました。3月15日には動労総連合・新潟が、JR貨物の東新潟機関区で杉野書記長が1日ストを打ち抜き、私たちも全力で応援に駆け付けました。新潟地域一般労組はこのストと一体で、県下の労組の主流派として登場する決意でストを打ちました。
 当日は早朝から、鰕名委員長が正規職化を求めて1日ストにはいりました。27年に及ぶ請負の形で電気工事会社で仕事を続けています。組合は委員長を正社員として雇えと繰り返し団交で要求していますが、会社はかたくなに拒否し、「外注さん」扱いを変えようとしません。組合がストを通告すると、社長は「職場の前で集会をやるなら、今後は仕事を回さない」と請負会社の社長を通じで組合を恫喝するという、とんでもない不当労働行為を行いました。組合はこれに対して毅然と対決し、正当な組合活動への弾圧を許さないと表明して「脅し」を撤回させました。そして堂々と門前集会と1日ストを貫徹し、出勤する労働者にともに闘おうとビラを配布しました。 

20170327b-2.JPG  午後から県北の郵便局・N分会で、組合員が半日ストに突入、職場内外の圧倒的な注目を集めました。昼休みで郵便局前を通った労働者がスト決行中のプラカードとビラを見て次々と「ご苦労様」と声をかけていきました。郵政資本は全国で非正規職を拡大し、半年契約の雇い止めを脅しにして、職場を締め付けています。ちょっとしたミスでも管理職が警察の取り調べのようにつるし上げて、退職に追い込むことがくり返され、ブラック企業大賞にノミネートされています。諸悪の根源は非正規職の拡大で利益を出そうとする郵政民営化です。それと何一つ闘わないJP労組も同罪です。
  今回のストでは、❶非正規職撤廃、希望する全員を正規職にしろ、❷超勤発令の不備を是正して、要員を増やせ、❸病気の回復を認めて、スト当該を現業務から元職に戻せ、❹新拠点局(見附市)の開業に伴う強制配転、雇い止め、労働条件切り下げ絶対反対、の4つの要求を掲げました。どの要求も郵政労働者の共感をえるものと確信し、正規、非正規を問わず、全国の郵政労働者の怒りを背負ったストとして打ち抜きました。門前には組合と地域の労働者15人が結集し、信越支社や地域から動員された労務担当職制の敵対を打ち破って突入集会を勝ち取りました(写真)。ストに決起した組合員は「職場を回しているのは私たち労働者だ、団結して闘えば職場も社会も変えられる」と力強く発言し、自らが先頭になって「ブラック化している職場を変えていく」と述べて、闘いをけん引しました。
 さまざまな反動・逆流を乗り越えて貫徹した17春闘ストは韓国民主労総のゼネストに連帯し、日本でもゼネストを引き寄せる闘いです。この闘いの前進こそ安倍の働き方改革と朝鮮戦争の超切迫情勢を職場から打ち破ります。17春闘ストを貫徹した私たちは動労総連合・新潟と地域一般労組を軸に、地域とのつながりを拡大する第2ラウンドの闘いに進む決意です。(新潟・新山)

写真〕上は、電気工事会社でのスト。下は、郵便局・N分会のスト。

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