奈良新聞労組がスト 夏季一時金不支給に怒り
8月14日、奈良新聞労働組合の4人の90分指名ストライキが闘われた。お盆であり台風の接近中であったが、30人を超える支援の仲間が駆け付けた。
奈良新聞労組の松本委員長が高らかにスト決行を宣言した。「夏季一時金を要求したが、会社側は不支給のゼロ回答。到底、認められない。物価上昇の原因は、ウクライナ戦争や台湾有事を口実とした世界戦争に向けての大軍拡と大増税だ。このストライキは生きるためのギリギリの選択だ! 今日の闘いが火花(イスクラ)となることを願って貫徹したい」と熱い闘志を示した。
東京から駆け付けた新聞労連中央本部の石川委員長は、「新聞を作るためには人が必要だ。人に投資しないと未来がない」と激励した。
奈労連(奈良県労働組合連合会)から、ならコープ労組の松本委員長が、「自分たちも23年ぶりにストを闘った。組合員が反響を受けて、組織強化につながった」と語った。
さらに改憲・戦争阻止!大行進奈良を代表して、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部・奈良ブロックの藤田組合員が発言した。「不当な権力弾圧を受けてきた。現在も現場で2名が闘っている。憲法で保障されていても、闘わなければ権利は侵害される。誇りをもって闘っていこう」と訴えた。
続いて日教組奈良市の有田委員長が、「1円の一時金も出さない奈良新聞資本と、過労死しそうな教員に対して暴力的に予算を削減する奈良市当局は同じだ。11月、全国労働者集会に結集しよう!」とアピールした。
京都府職労舞鶴支部の長岡支部長は、「本日のストは、全国の新聞を変えていく闘いだ。舞鶴には自衛隊基地がある。戦争反対で闘っていく」と連帯あいさつを行った。
続いて、スト決行中の3人から、「たくさん支援に来ていただき心強い。今日のストで職場の意識転換を勝ち取りたい」「人間らしく生きさせろと強く要求していきたい」「コロナの休業補償はなく、能力給を導入しようとしていることも許せない」と力強い決意表明がなされた。
その後、ストライキ当該とすべての支援者が熱い意見交換の会合を行い、闘いの感動を共有して、ストを貫徹した。8・6広島―8・9長崎の闘いを引き継ぎ、11・19労働者集会に結集しよう!
(改憲・戦争阻止!大行進奈良 清水えり)
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