公務員賃下げ反対! 4・12公務労協集会に6千人 国鉄署名は349筆
4月12日夕刻の公務労協主催の春闘集会は、主催者の動員枠をはるかに上回る6千人を超える大結集でかちとられました。
会場の日比谷野外音楽堂を埋めつくした参加者の思いはただ一点、公務員賃下げ絶対反対です。安倍政権による公務員賃下げを突破口とする賃金破壊・雇用破壊の大攻撃に対し、4・26自治労全国ストライキで立ち向かうのか否か。これを最大の焦点として、北海道や九州・沖縄を始め全国から大結集してきたのです。全員が赤鉢巻をしめて決意を示す県本部の隊列も目立ちました。
労組交流センター自治体労働者部会と教育労働者部会、動労千葉を支援する会は、日本教育会館を会場として午前、午後と連続的にもたれた自治労青年・女性部集会、県本部代表者会議などに対する宣伝・署名活動に続いて、野音正門前に20人で登場。マイクによる熱烈なアジテーションを行い、部会のビラや国鉄闘争全国運動のタブロイド版リーフを配って、続々と結集してくる全国の公務員労働者の仲間に訴えました。4・26全国一斉ストライキを貫徹し、公務員賃下げを打ち破ろう! ギリシャの労働者のように、公務員労働者は全労働者の先頭で闘おう! 闘う労働組合をよみがえらせよう! みんなニコニコしながらビラを受け取っていきます。1日でまいたビラは、3千枚を超えました。ストライキの大号令がいかに労働者を元気づけ、これまで抑えつけられてきた怒りを解き放つことになるか。生きた証明です。
同時に、国鉄1047名解雇撤回の動労千葉・鉄建公団訴訟10万筆署名の呼びかけに多くの労働者が次々と応じ、8人の仲間が持った署名板に列が出来て、そこかしこで会話が弾みました。なんと1日に集まった署名は、349筆。全国の単組や支部の委員長もしてくれました。「公務員の岩盤を突き崩す」ものとして国鉄分割・民営化以来の歴史的攻撃としてかけられてきた賃下げと雇用破壊、団結破壊の大攻撃に対して、動労千葉を先頭に1047名解雇撤回闘争が闘い続けられ国と資本を追いつめている事実は、全労働者の希望の星となるものです。みんな真剣に、公務員攻撃と真正面から闘おうとしているのです。この怒りと闘いの意欲を真に解き放つものこそ、国鉄決戦と一体となった4・26自治労全国ストライキです。
公務労協の集会自体は、公務労協議長の日教組・加藤良輔委員長、副議長の自治労・徳永秀昭委員長、そして来賓の連合・古賀伸明会長、民主党・海江田万里代表など、すべてがすべて、怒りなしには聞けない発言でした。民主党の海江田代表にいたっては、民主党政権下で強行した国家公務員の退職手当と本給・一時金大幅削減について、「公務労協のみなさんの支持を得て行った」とまで発言しました。ふざけるのもいいかげんにしろ! 公務員賃下げ絶対反対の闘いは、こんな連中による労働者支配を現場労働者の怒りで打ち倒して、闘う労働組合を再生する闘いです。全国の全職場で議論と闘いを進め、4・26全国スト貫徹に突き進もう。(東京・桜井 潤)
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