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塩竃で「動労水戸の話を聞く会」 55人が参加し大成功

20160925b-1.jpg 9月16日午後6時半から、塩竃エスプ学習室で「被曝労働拒否を闘う動労水戸の話を聞く会」がみやぎ連帯ユニオンの主催で開かれました。地元の青年労働者・女性労働者が仕事を終えて続々と結集し、集会開始時には会場が満杯となり、熱気にあふれました。
 司会の青柳歩副委員長が「自分は震災直後にけやきタクシーから解雇され、ユニオンに加入し、解雇を撤回させ、復職させた」と自己紹介し、集会の成功をともにかちとりましょうと呼びかけまた。

 主催者あいさつに立った金子哲夫委員長は「塩竃で学習会を続けてきた仲間とユニオンで今日の集会を企画した。労働は社会と人間を豊かにするはずなのに、被曝労働では逆転している。被曝労働拒否は健康と命を守る闘いであり、本来の労働を取り戻そうというものだ」と訴えました。
 集会の賛同団体からA労組のB委員長が「今日は若い人たちに動労水戸の話を聞いてもらいたいと思い、賛同した。戦争法案を断固廃案に追い込もう」とあいさつしました。
 動労水戸の国分勝之副委員長が「動労水戸30年と被曝労働阻止の闘い」という演題で講演しました。国分さんは、「分割・民営化反対を貫く動労水戸の結成に、鉄道業務から外すなどの不当労働行為が吹き荒れたが、2009年に全員を鉄道職場に復帰させた。団結を堅持すれば必ず勝てる」と述べました。そして被曝労働拒否の闘いを次のように語りました。「原発再稼働のお先棒をかつぐJRは、震災から半年、広野駅に放置していた車両K544の検査・運用を『国が安全だと言ったから安全』と居直ってやらせようとした。しかし、車両の検査をして粉じんなどを吸い込み内部被曝させられるのは私たち労働者だ。内部被曝についての学習会で危険性を確信し、検査拒否を貫いた」「被曝労働拒否の闘いの中で、青年労働者が闘わない東労組を見限り、動労水戸に相次いで結集した。運転士の駅配転、外注化などの理不尽な攻撃に、全国で動労総連合をつくって闘っている。いわきでの闘いも私たちが軸となり、原発労働者・除染労働者との結合が始まっている。11・1労働者集会で世界の仲間と労働者の力を示そう!」。
 国分さんの話はリアルで、「闘う労働組合の本来の姿はこれだ」と実感させるものでした。
 質疑応答では、参加した労働組合の方が「福島の原発事故でこんなに被害が出ているのに女川原発再稼働なんてとんでもない。原発絶対反対で頑張りたい。戦争法案が可決されようとしているが、戦争を止めることができるのも私たちだ。安倍政権を打倒しよう」と訴えました。別の方は、高い放射線が検出された荷物は運ばない、という自分たちの闘いを紹介しました。
 最後にみやぎ連帯ユニオンの小原豊副委員長が「悪い意味で大人にならず、資本に対して筋を通す組合が動労水戸だ。今日のような学習を積み重ねていくことは重要だ。私たちも動労宮城をつくる闘いの先頭で闘う」とまとめを行いました。
 集会後に国分副委員長、連帯ユニオン、参加した地域の仲間で交流会を行い、団結を深めました。(みやぎ連帯ユニオン・金子哲夫)

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